『挨拶 はじめに』の項で『「PC間接続 外出先からのActiveSync」といった、一般の個人でできそうもない事は私にもできないので出てきません』と言いました。しかし、あれからOSがWindows95からWindows98になって、実は一般の個人でできるようになっちゃったんですよ。
いろいろとトラブルはあるわ、やたらと動作が重いわと苦情の出るOSでも、ちゃんと恩恵がありました。「ダイヤルアップサーバー」というものです。「ダイヤルアップネットワーク」ではありませんよ。「ダイヤルアップネットワーク」はモデムを使ってネットワークに接続するものでしたが、「ダイヤルアップサーバー」はモデムを使ってパソコンに接続するものです。この機能を使えば、外出先から自宅の親玉パソコンにモデムで接続してActiveSyncができるんですよ。
この方法はですね、これといって用意するものはありません。親玉パソコンと、いつもインターネット接続するモデム、カシオペアとその通信セットでできます。
これをやろうとしている人で、まずいないと思いますけどね。とりあえずですね、まだシリアルケーブルによる接続すらしていないという人はケーブル接続によるパートナーシップを確立させておいてください。これを忘れると後で悩みますよ。
まず、今回の目玉である「ダイヤルアップ サーバー」が親玉パソコンにセットされていないことにははじまりません。普通にWindows98をインストールすると入っていませんから、[コントロールパネル:アプリケーションの追加と削除]からセットします。
[コントロールパネル:アプリケーションの追加と削除]を開いたら、[Windows ファイル]タブを表示して[通信]のところを選択します。そうしたら、[詳細(D)...]ボタンを押してください。
| 通信を選択 |
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通信コンポーネントの一覧が表示されるので、その中から[ダイヤルアップサーバー]を探し出してチェックを入れてください。後は[OK]ボタンを押していけばインストールされます。
| ダイヤルアップ サーバーをチェック |
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さて、インストールできたらですね、スタートメニューより「ダイヤルアップネットワーク」を開いてください。そして[接続(C):ダイヤルアップサーバー(D)...]を選択します。
| [ダイヤルアップ サーバー]を選択 |
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あなたが普段インターネット接続に使っているモデムの名前のタブができているので、それを選択します。パスワードは個人ではとくに必要ないでしょう。この接続は一対一ですから。次に[着信する(L)]をチェックし、[サーバーの種類(T)...]ボタンを押します。
| [着信する(L)]にチェックを |
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[サーバーの種類]のダイアログは下記の設定で結構です。
| ここはとくに変更無し |
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これでダイヤルアップサーバーの設定は終わりです。ちょっとタスクバーを見てください。パソコンのアイコンが密かに混じっていると思います。これがダイヤルアップサーバーのアイコンです。
| アイコンが増えてる |
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Windows CE サービスの設定の前に、LANでActiveSyncをしている人は[コントロールパネル:ネットワーク:TCP/IP -> あなたのLANカード名]のプロパティを開き、[IP アドレス]タブの中の[IP アドレスを自動的に取得(O)]をチェックしてください。「192.168〜」の設定が消えてしまいますが、仕方がないみたいです。
| [IP アドレスを自動的に取得(O)]をチェック |
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Windows CE サービスの通信設定を開き、[通信]タブの[シリアル ポート経由での接続:接続を有効にする(N)]をチェックしてあるか確認します。そして、[ポート(P)]をCOMからモデムに設定します。そうしたら、[自動接続(C)...]ボタンを押して自動接続のオプションを開きます。
| [ポート(P)]をモデムにする |
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みなさんの使い方にもよりますが、ここは[モバイル デバイスのウィンドウが開いているときだけ有効〜(O)]のほうをチェックしておきます。こうしておかないと、インターネット接続したい時に使えなくなります。
| [モバイル デバイスの…]のほうをチェック |
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これで親玉パソコン側の設定は終わりです。モバイルデバイスを開いた状態でタスクバーのWindows CE サービスアイコンを右クリックし、[シリアル接続を有効にする(E)]がチェックされているのを確認してくださいな。
| 「シリアル」がチェックされてる? |
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次にやっとカシオペアの設定です。ここでは「リモート ネットワーク」で「新しい接続」を作成します。
リモートネットワークを開き、「新しい接続」をダブルタップします。[接続名(T)]はここでは単純に「自宅」、[接続の種類]は[ダイヤルアップ接続(L)]としています。
[モデムの選択(M)]は従来どおりにモデムカードを設定してください。
| ここはいつもどおりに |
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[モデムの設定(C)...]ボタンを押してのデバイスのプロパティも今までのインターネット接続用と同じ設定でかまいません。
| ここも従来どおりに |
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[TCP/IP の設定(P)...]ボタンを押しての[TCP/IP の設定:全般]では下記のように[サーバーが割り当てた IP アドレスを使用する(S)]のチェックをはずし、[IP アドレス(A)]に[192.168.55.100]と入力します。
| IP アドレスを入力する |
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[TCP/IP の設定:ネーム サーバー]では下記のように[サーバーが割り当てたネームサーバーアドレス(E)]をチェックします。
| [サーバーが割り当てた〜]をチェック |
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電話番号はあなたの自宅の電話番号を入れます。プロバイダーの電話番号ではありませんよ。
| 自宅の電話番号を入れる |
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これで接続が作成されました。もう出先から接続できます。
さて、外出先から接続するためには親玉パソコンの電源を入れっぱなしにしなくてはなりません。接続待機状態にもしておかないといけませんね。ここでは順序よくリストアップして確認しましょう。
これで準備万端、細工は隆々。後はカシオペアと通信セットを持ってお出かけです。
ここはとある喫茶店。ちょっとActiveSyncして同期をとっておきましょう。と言いたいところですが、まずは自宅で接続チェックしてからにしましょうね。
ActiveSyncを立ち上げ、接続名から「自宅」を選択します。接続先はパートナーシップを確立した時点で設定されているので、そのままにしてください。そして[接続..]ボタンを押します。
| いざ、接続 |
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インターネット接続の時に見慣れた画面が出てきます。[ユーザー名(U)]や[ドメイン(O)]などは空白のままで結構です。[パスワード(P)]もここでは設定していませんので空白です。いざ、[接続(C)]を押してください。
| ここは空白のままで結構 |
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設定に問題がなければ、ちゃんと接続できて更新できると思います。自宅では下記のように確認できます。
| ちゃんとActiveSyncしてます |
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でもねぇ。これ、遅いのよ。普段、115Kでの通信速度でActiveSyncするのがいやでLAN接続でActiveSyncしている人は出先で行うのは非常に精神衛生上よくありません。なんせ、115Kをはるかに下まわる32Kとかで接続しているんですからね、ハングアップしているんじゃないかとハラハラします。まぁ、コーヒーでも飲みながら待ってあげてください。
あぁ、はずかしいタイトル。でもね、出先で親玉パソコンに接続できると結構おいしいところもあるわけですよ。いつでも親玉パソコンと同期がとれているわけだし、自宅と会社それぞれに親玉を持っている人は、会社にいながらにして自宅も更新できます。出先でフルリセットするはめになっても、少なくとも自宅のデータは最新になっています。さらにNetwork Clientを入れておけば、自宅に置き忘れたデータを取り寄せる事もできます。まぁ、これはデータ変換されませんけどね。
とまれ、Windows98になってカシオペアも情報携帯端末としての機能がグンと上がるわけです。
いつでもどこでもActiveSyncできるからって、むやみに親玉パソコンの電源を入れっぱなしにしないでくださいよ。電気料金だってバカにならないんですから。