generation
Single
MAlt
Lovers
Association
という会で。
聞き役女;
長い!
村沢;
略してJYSMALAって言う会で。
聞き役男;
ジスモラ!
村沢;
気が付いたら何十人も揃っちゃって、結構大変になって来たかなっ、ていう世界でやってます。
聞き役男;
それはまた、会の趣旨ってどういうものなんですか?
村沢;
そもそもやはり、シングルモルトをこよなく愛する人を集めてみんなで楽しんで飲もうか。
ましてや、プロ的意見は一切捨てて、逆にですね、自分の思う通り率直に飲んで、不味かったら不味い。これはなんか変な正露丸の臭いがするとか。
聞き役女;
はははは。
村沢;
もう勝手なこと皆でバンバン言いながらお互いにね、親交深めて行くって感じでやってるんですけども。
聞き役男;
結構、毎月やったり?そういう定例の?
村沢;
そうです。基本的に2ヶ月か3ヶ月に1回の割合でそういう特集組んでやる訳ですけどね。例えば、マッカラン特集と言いまして、マッカランだけを集めて飲み比べをすると。実際にあのー、10年物があったり18年物があったり、25年があったりしますけど、普通、飲み屋さんでは3つ揃って飲むこと出来ませんよね?敢えてそこまでしないじゃないですか。
まあ、一杯づつ楽しむ。そこを敢えて、7種類も8種類も揃えて飲み比べをしたら、ああ、これだけ違ったんだと皆で楽しめる、という形でやってるんですけどね。
聞き役男;
ふんふん。
村沢;
それで前回、今世紀最大のイベントで、マッカランの50年というのを皆で飲んだんですよ。それが結構いい値段したんですよ。
聞き役男;
50年ですか。要するに終戦の年。
村沢;
そうですね。終戦というより、実際は1926年から28年の間に3つの樽があったらしいんですよ。その樽の中の一つのボトルで、もう、そのあと50年て言いますけど実際50年以上その樽の中に寝かされていましてね。あのー80年代後半くらいに多分、瓶につめられて、外に出回ったんですけど。
聞き役男;
高いって、どれくらい高いんですか?
村沢;
当初はですね、20万円位で出回っていたんですよ。でもそういう物ですから、確かに物も無いわけですし、値段もどんどん上がって行くわけですよ。でー、日本円にすると約100万円位ですかね。
聞き役男;
うえー!
聞き役女;
そんなに!
村沢;
ええ。もう信じられない値段なんですよ。正直言って。
聞き役男;
すごい。
村沢;
1本100万円で、下手すると小さい車買えますからね。
聞き役男;
そうですよね。
村沢;
それでもう、今買わないとどんどん吊り上がるような。
聞き役男;
これからだんだん減って行くわけですからね。
村沢;
焦りが来まして。ジスモラの会のある一人の人が話しをしたんですよ。「マッカラン50年というのがあるんですよ」「やろう」と、「もう実行しないと出来ない」。僕の頭の中にも値段が上がるという現実の問題が入って来てたんで、「じゃあ、買いましょう」。一人まあ、大体あれ1本24杯位取れるんですよ。30ccとして考えて、その30cc一人4万円出して、「飲みましょう」。それを実際やってしまったんですけど。
村沢;
その回がまた盛り上がりましてね。最初はですね、マッカランの10年の若いのから始まって、18年、25年と移って、仕上げに50年と。
聞き役男;
やっぱり、違いますか?
村沢;
違いますね。もう、この世の物と思えない。私がまだ正直言って26なんですけどね。
飲んじゃいけないですね。
聞き役男;
ははははは。
村沢;
罰が当たりますね。はっきり言って。でも、神から告げられたんだ、と思いながら全部飲ませて頂きましたけど。
聞き役男;
へーーー。
村沢;
香りの残り方も本当に違いまして、実際モルトウィスキーって、飲むだけでなくってワインみたいに香りを楽しむ部分がありまして。時間が経つとやはり香りが変わってきていい臭いが着くんですよ。50年というのは、まさしく何て言うのかな、
最高の状態で残っていて、香りがいつまで経っても飲み終わっても消えないんですよ。へばり着くんですね、グラスに。洗わないで皆、持って帰りたがってましたよ。
聞き役女;
そんなに!
聞き役男;
あー、分かるな。何となく。
村沢;
これは、言葉では表現し辛いんですが、まあ、とにかく、
50年の歳月を経て昔のスコットランドの空気がそのまま残っているって感じですね。
聞き役男;
はー、恰好いいなあ。
村沢;
こんな、恰好いいこと言っちゃいけないんだろうかなあ(笑い)。
聞き役男;
マッカラン飲みたくなって来ちゃったな。ジェイクさんに頼もうかな。