お花見
- ジェイク;
-
お待たせしました。
- ミスター;
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ああ、ありがとう。ジェイクはお花見行ったりします?
- ジェイク;
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いいえ。仕事がありますからね。
- ミスター;
-
ああ、そうですよね。
- ジェイク;
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どうしてですか?
- ミスター;
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いえね。この季節になると皆さんお花見を楽しまれるでしょう。私の場合、此処で飲むのと違ってお花見はどうもなじめませんでね。でも同じお酒を楽しむ行為なのにどうして花見が苦手なのか自分でも分からないんですよ。
- ジェイク;
-
はああ、だから昨日、取手さんからのお花見の誘いを断っていたんですね。
- ミスター;
-
そうなんですよ・
- ジェイク;
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あ、いらっしゃいませ。
- 取手;
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ミスター!勝負だ。
- ミスター;
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ええ?
- 取手;
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今日こそ決着を着けようじゃないか!お花見肯定派の俺様と、お花見何となく否定しちゃってる派のミスター。酒の楽しみ方に甲乙付けるのはアルコールの神様に申し分けないと思わないのか?
- ミスター;
-
いや、そんな。
- 取手;
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なんだよ?
- ミスター;
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いいじゃないですか。私は何となく性に合わないだけなんですから、皆さんが参加なさるなら募っておやり下さいよ。
- 取手;
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おー、おー、ぴ〜。そうやって敵前逃亡をする。何故自分が花見を嫌いなのか、その理由をしかと考え、前向きに対処しようとする積極さがなさすぎる!ディベート開始!
- ミスター;
-
どうやら私の中のお花見の印象は、どうやらこの取手さんを通じて悪くなったような気がしてきましたね。
- 取手;
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何よ!何ぶつぶつ言ってんの?
- ミスター;
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いやいや、それはまあ、さておき。
- 取手;
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何だよ。また逃げんのか?おおい!
- ミスター;
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いや、そうじゃなくて、壁際の丸テーブル席に女子大生の堀田さんがいらっしゃって、常連さんとお花見の話をしておられるじゃないですか。何かディベートの参考になるかもしれませんよ。
- 取手;
-
なぬ?
- 堀田;
-
学生は今、大お花見大会なんです。
- 聞き役男;
-
ああ、そうだよね。
- 堀田;
-
大なんですよ。大が付くのは意味があるんです。
- 聞き役男;
-
なんで、なんで?
- 堀田;
-
要するに、合コン×5くらいの規模。ははは。
- 聞き役男;
-
でもさ、だって、新歓コンパなんてその後だもんね。
- 堀田;
-
ええ。
- 聞き役男;
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そういう意味で言うと、1年間一回りしている人達しか集まらないんでしょ?
- 堀田;
-
新歓だと、何らかの形でサークルに関わっている人しか呼べないじゃないですか。でも、お花見っていうのは、芋蔓式にこう友達の友達のまた友達とかっていうのを花見をいいわけに呼ぶわけです。
- 聞き役男;
-
誰でもいいとかって呼ぶわけだ。
- 堀田;
-
誰でもOK、OKなんですよ。
- 聞き役男;
-
ああああ。
- 堀田;
-
もう本当に来れるだけ来て、っていう状況にして。
- 聞き役男;
-
あ、そうか、そうか。飲み店とかだと人数キープしなきゃいけないんだけど、そういう心配しなくて良いんだもんね。
- 堀田;
-
ゴザひいて取っとけばいいですし。
- 聞き役男;
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ああ、ああ。
- 堀田;
-
そのゴザ待ちとかでもまたちょっと。
- 聞き役男;
-
ゴザ待ちっていうの?
- 堀田;
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ゴザ待ちっていうか、皆が来るまで見張り番ですね。場所取り?陣取り?それの時にも女の子が居るから来てくれる女の子とかも居るわけですよ、男の子にしてみれば。
- 聞き役男;
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ああ、うん、うん。
- 堀田;
-
それで、いろいろと。
- 聞き役男;
-
成る程ね。
- 堀田;
-
いっつも私たちがやるのは、二子新地の駅前に、田園都市線、「にこたま(二子玉川園)」の一個先に桜があって、しかもちょっとこう、高台にあってとても良いんですよね。恋が芽生えそうなんですよ。信じてるんですけど。
- 聞き役男;
-
うん、うん。
- 堀田;
-
そこでいっつもやってるんですよ。「にこたま」に買い出しに行くわけですよ。だからちょっとしゃれたもんなんですよ。
- 聞き役男;
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成る程ね。成る程ね。
- 堀田;
-
明治屋とかでちょっとしゃれたシーツとか買って。
- 聞き役男;
-
セミプラザとか。
- 堀田;
-
そうです。そうです。
- 聞き役男;
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成る程ね。じゃ、結構学校の近くとか、上野公園とかそういうのりじゃないんだ。
- 堀田;
-
やっぱり不思議なもんで、あれって上野公園だとオヤジ率が高いんです。
- 聞き役男;
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ああ。
- 堀田;
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いかにも会社で、新入社員が場所取りさせられてます、っていうのが多くて、本当に不思議なんですけど、にこたま界隈だと大学生っぽい人が多くてお隣のゴザと仲良くなったりとか。
- 聞き役男;
-
ああ、それだから5乗なのね。
- 堀田;
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どんどん輪が広がっていくわけですよ。
- 聞き役男;
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成る程、そうか。じゃやっぱり環八を越えるというか、多摩川を越えると言うか。
- 堀田;
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東急の香が強くなるって言うか。
- 聞き役男;
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そうか。そうすると、沿線の可愛い女の子達の匂いみたいなのがしてくるのね。
- 堀田;
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そう、それで東横線も絡めば慶応も居るかなっ、とかそういうのがあって。
- 聞き役男;
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ああ、成る程ね。
- 堀田;
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そうなんです。花が見えれば何処でもいいわけじゃないんですよ。
- 聞き役男;
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あああ、そうか。じゃ、彼氏居ない歴、彼女居ない歴長い人は、とりあえず環八外の。
- 堀田;
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やや、外ぐらいで、多摩川越えるか、越えないか位の所で。
- 聞き役男;
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ちょっと探して。
- 堀田;
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東急の香の所で、無理矢理行く。
- 聞き役男;
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うん、うん。そうか、行ったら俺いやがれるかな。
- 堀田;
-
うふふふふ。是非どうぞ。
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