ゴルフ


ミスター;
ジェイク、ゴルフってマナーの点でも理想の紳士像に近づこうとするスポーツですよね。

ジェイク;
ある意味では、プレーそのものよりマナーが重視されますからね。

ミスター;
そうですよね。私を初め全ゴルファーの理想とする紳士像はやっぱり、1920年代に活躍したあのボビー・ジョーンズでしょうか。

ジェイク;
そうですね。

ミスター;
生涯アマチュアを通したボビー・ジョーンズは、28歳で引退するまでに、全米アマチュア5回、プロも交えた全米オープンで4回、全英オープンで3回も優勝し、1930年にはこの3つに全英アマチュアを入れたグランドスラムを達成してます。でも、彼はただ、成績が良かっただけじゃない。

ジェイク;
本当に紳士だった。

ミスター;
そうなんです。彼は誰もいないラフで少しボールが動いたのを自ら申告してペナルティを1打もらい、全米オープンを1打差で逃した事もあるんですね。優勝するよりその行為が立派だと誉められると、

「どうして誉められるのか分からない。あなたは、私が他人の金を盗まなかったと言って誉めますか?」

と答えたそうです。

ジェイク;
すごい答えですよね。

ミスター;
正真正銘の紳士だった彼を偲んでアメリカでは毎年一回ボビー・ジョーンズ・オープンという大会が行われているんですが、この大会が変わっているんですよ。毎年優勝するのがボビー・ジョーンズなんです。

ジェイク;
どう言うことですか?

ミスター;
この大会ね、彼と同姓同名のボビー・ジョーンズでないと出場できないんです。彼を称えるために毎年、

「今年の優勝はボビー・ジョーンズです」

とやるんですね。どうです?これ、おしゃれでしょう?


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