って思ってたんですけど、最近、「ガラじゃ無いからいいか。」
って思う様になった。
西田;
その辺の野望、野望って言うか、正当派アナウンサーの野望は捨てたの?
富永;
もう、だって、しょうが無いもん。
西田;
しょうがないもんて、そういう番組出されちゃったもんね。あれ、「ウンナンのカボスケ」?
富永;
ははは、うん。
西田;
だってさ、一応厳しい就職戦争くぐり抜け、研修も受けるわけでしょ? 発生練習したり、それで出るのが…
富永;
カボスケだもんねー。
西田;
大変だったでしょ?
富永;
最初の頃はね、これがアナウンサーの仕事なの? ってすごい思いましたよ、やっぱり。ベタベタのサラダオイルの坂とかを裸足で登らされたりとか、海に行って、あのビニールで脹らませるイルカとかありますよね?
西田;
はい、はい。
富永;
イルカに乗っけられて、水上スキーでビヤーって引っ張られたりとか、ラクダに乗せられたりとか。もうね、
「うそー、今までの私のアナウンサーとしてのキャリアがこれでもうダメになってしまう。」
ってキャリアなんか無いんですけど、ちょっと思ったりとかもしたんですね。
西田;
うん。
富永;
でも、終わってみて、今になってね「なんでカボスケ終わっちゃったの?」って今でも会う人にすごい言われるんですよ。あれはね、なんか深夜にボーっと見るにはすごい良かったみたいで。
西田;
ゆるい番組って事?
富永;
そうそう、深夜だから成り得たみたいな。
西田;
うん、うん。
富永;
でも、何て言うんだろ? あそこから私のバラエティ人生は始まったかもしれない。
西田;
よくほら、番組でいろんな事やったり、取材でいろんな人に会ったりすると、それなりに利口になった気になれるじゃない? 貸し作っても利口になったと思えるからからやってる部分があるか、イルカに乗ったりニセの外人にだまされたりする仕事から得た物はあるんですか?
富永;
はははは。確かにだまされた事も結構ありましたもんね、番組ん中で。でもね、こんな私でもOKなんだっていうのが…
西田;
おお。
富永;
学んだ事かな。
西田;
成る程。
富永;
楽しいじゃん。やってみれば。だからあれだけね、カボスケ、アナウンサーとしては負担になってた事があるんです。
西田;
珍しいでしょ? だって。
富永;
それなのに、熱海に行って、お酒飲んでワーとかなって、なんて言うのかな、本当にアナウンサーじゃないんですよね。あの番組が。
西田;
でも、逆に楽しい事は楽しいかったでしょう?
富永;
すごーく楽しかった。でもね、若手の芸人に、髪の毛をせっかくメイクさんに可愛くしてもらったのに、女嫌いの若手の芸人がいたんですよ。私の事を女だっていうだけでブーブー言ってて、髪の毛引っ張られてウーって感じの時は泣きました。さすがに。でもね、最終回撮る時に私、本当に悲しくなっちゃって、アアーとか泣いちゃって、そしたら内村さんがウッチャン?
「富永、まさか泣くとは思わなかったよな。嫌いだと思ってたのに。」
西田;
この番組が?
富永;
うん。内村さんがね、女の子があの番組出てたの少ないじゃないですか。
西田;
うん。
富永;
だから、変な事やる時でも必ず私にやらせたがる?
「あ、富永ねーさん。いるんですね、そこに。やってもらいましょうか。」
みたいな感じででね。結構ね、無茶な事もやらされたけど、体当たりアナウンサーっていうのも良いかな。
西田;
がんばってね。
富永;
そんな、人ごとだと思って!