豪州バラマンディ・フィッシング Y
グランターフィーバー

ルアー丸呑みバラ 5KB
RS-225を丸呑みしたバラマンディ

擬似餌の玉手箱>豪州バラマンディ・フィッシング>'02/3遠征

'02/3/21(木)

〜緑の秘密〜


 前夜は中華料理店でたらふく食って爆睡。朝5時半に起床し、ゆっくり朝食を済ませトイレで踏ん張っていたら、いつのまにかピックアップタイムの6時半。道具一式を持って慌ててロビーに行くと、既にガイドのテリーがにこやかに待っていた。挨拶を済ませ本日のプランを聞くとまだ場所を決めかねているようす。取り敢えず南にハンドルを切り、マライヤクリークかタリ川へ向うことにした。
 今回、ガイドが牽引してきたボートは始めて見る小さなヤツで、名前はミニムンディ。全長4mで20psのヤマハエンジンが付いており、水位が下がった河川で使えるよう彼がデザインし、友人と力を合わせて作った船とのこと。

タリリバー 5KB 市街地を抜けると直ぐにサトウキビ畑や牧場が広がり、緑溢れる山々が目に飛び込んでくる。信号がない真っ直ぐに伸びる道を時速90km前後で突っ走りながら、自然豊かな豪州大陸東岸についてアレコレと話を聞く・・・。これまで鉄道線路の枕木は全て木を使っていたが、シロアリに食い荒らされるため次々に入れ替えていた。しかし、政府がもう木は使わないと決め、順次金属に入れ替えているところ。建築物にも木は使わず、木は切らずに木を積極的に植える政策に取組んでいるらしい。

 豪州大陸の殆どは非常に乾燥した砂漠が占めている。樹木に覆われている地域は極限られているが、その木々を失わないために努力をしているようだ。
 「日本人はニューギニア等の木を沢山切っている。後進国は現金収入を得るために、木を切り売っているが、ジャングルがなくなると酸素の供給が減ることに気が付いているのだろうか!?」と手厳しいご指摘。目の前にぶら下がっている”アホの坂田師匠”のマスコット人形が喋る一言がとても辛辣だった。

〜バナナはダメよ〜


バラ 5KB テリーの友人が経営する牧場を横目で眺めながらさらに話が弾む。確か昨年まではオーストリッチを飼っていたはずだが、高級ウールがとれるアルパカに変更したようだ。「アルパカはバカだ」と言うので理由を尋ねると、アルパカは学習能力が低く、毎日のようにフェンスにぶつかるとのこと。その点、オーストリッチは賢く、フェンスには絶対にぶつからないらしい。フェンスにぶつかるかどうかで、学習能力を決め付けるのはどうかとも思うが、馬や牛、羊はぶつからないので「アルパカはバカ」なのかもしれない。

 道の反対側ではセスナ機がバナナ畑に農薬を散布していた。私はバナナが好きで毎日のように食べているという話をすると、「今日は食べたか?まさか持ってきてないだろうな。船の上でバナナを食べるのは禁止だ。」と言う。どうやら釣り人の格言(Fisherman's Law)のようで、船の上でバナナを食べると釣果に影響するらしい。私自身、過去の経験から色々な格言を持っているが、バナナにまつわる格言がなかったので、感心しながらバナナ畑を見ていると、「そんなにじっと見るんじゃない。」と諭された。因みに、彼のボートには「バナナ禁止」のマークが貼ってあるほどの徹底ぶりだ。

〜グランターフィーバー〜


グランターフィーバー 5KB ケアンズを出発した時は、気持ち良いほど晴れ上がっていたにもかかわらず、競馬場があるイニスフェイルの街を過ぎ、本日攻めることにしたタリ川に近づくと雨が降り始めた。「やはりトシはアメマグネットだ!!」と確信を込めて指摘する。ケアンズから2時間のドライブ。そろそろ腰が痛くなってきた頃、タリ川に到着した。ボートランプとはとても言えない河川敷きの砂浜からボートを降ろす。直ぐに釣りを始めるかと思いきや、延々1時間も川を溯り、これ以上は浅くて無理という所まで行きキャストを始めた。

 今日の潮周りは最悪で日中は5cmしか水位が変わらず、タフコンディションが予想されていたが、開始間もなく、私はロングA(小)で58cmのバラを釣り上げた。ヒットポイントは岸際から1〜2m幅で繁茂しているウィードエリアのエッジ。いわゆるバラマンディポイントである。続いて相棒もウィードのエッジで30cmUPをキャッチし、幸先の良いスタートに期待に胸を膨らませた。

 雨が上がり、一気に気温が上昇。今日は昼頃には30℃ぐらいになる見込みだ。羽織っていたカッパを脱ぎ捨て、川の流れに任せて下るボートのスピードに合わせながらテンポよくキャストを繰り返す。午前10時半過ぎ、ガイドがTDスクーバで20cm程度のスーティーグランターを釣った時から、爆釣モードに突入した。私はグリフォンMRスクワレル76SMシャッドスレッジ6SPの性能比較テストに没頭。一方、相棒は定番ルアーであるシュガーミノーTDシャッドを、そしてガイドはTDスクーバシャッドラップ(小)TDシャッドを使い手堅く数を伸ばす。

MJ&グランター 6KB 狙うポイントは比較的流れの早いシャローエリアの岸際、樹木下の木陰や倒木周りなど、次々と現われる「オイシイポイント」にルアーを叩き込んで行く。その様子はゲームセンターでシューティングゲームをやっているかのよう。良い所にルアーが入れば必ず魚が反応するような活性状態で、20〜35cmのスーティーグランターやジャングルパーチの他、ターポンやマングローブジャックが次々と飛び出した。

 私がスレッジ6SPで釣った、全体に黄色味かかった珍しいスーティーグランター(イエロータイプ)を最後に爆釣モード解除。木陰にボートを寄せて20分間程のランチタイムの後、ルアーを投げ始めると再び爆釣モードに突入した。今度は釣れてくる魚がサイズアップし、全て40cmUPばかり。40cmを越えるとグランターはかなり強い引きをするのだが、ゆっくり楽しんでいる間もなく強引に魚を引き寄せてカツオの一本釣りの様に引っこ抜き、リリースしてはまた直ぐにキャストをするという連続。

グランター・アルビノ 5KB 相棒はビーフリーズ・ロングビルを初め使っていたが、イマイチ反応が悪いのでTDシャッドに交換して大アタリ。ガイドは操船しながらヒョイとシャッドラップ(小)を投げて確実に数を重ねた。一方、私は見てくれの良さに反して予想外に魚を引き寄せてこないスレッジ6SPを早々にボックスの中に放り込み、昼食時にガイドのボックス内で見つけた豪州製ルアーのウィップラッシュを借りて次々と魚を釣り上げた。結局、このエリアでは僅か30分の間、3人で18匹をキャッチ。

 その後も、ボートを流していくとバタバタと釣れるエリアがありボート上は活気に溢れた。私は投げてタダ巻くだけで、簡単に魚が釣れてしまうウィップラッシュを「オートマチックルアー」と名付け、借りたルアーを塗装が剥がれボロボロになるほど使い倒した。相棒は幾つかのルアーを試し、ノーザンジャークベイトで1匹追加。アタリが止ったのでTDシャッドに戻すと再びバタバタと釣れ出すという状況。ついでに、白いパッチ模様が入った非常に珍しいアルビノのグランターまで釣り上げた。

〜ルアー丸呑み〜


バラマンディを釣って御満悦 7KB ガイドがロングA(小)で40cmのバラマンディを釣ったので、私も即、ルアーをロングA(小)に手を伸ばし、ハードトウィッチを繰り返した。しかし、イマイチ魚の反応が鈍いので、もう少し潜るタイプのルアーへ交換。マーゲイでグランターを1匹追加したが、相棒が使うTDシャッドシャッドラップ(大)に比べると魚の出方が悪い。ボックスの中をガサガサと探して手にしたのはRS-225。野池のバス釣りでは、RS-150の方が優れていると思うのだが、豪州だったらボリュームのあるRS-225が良さそうに思い、今回の遠征で始めて持ち込んだ。

 「見る角度の違いで色が変わるんだゾ」とガイドにルアーを散々見せびらかしてから、キャストをすると1投目からグランターをキャッチ。気を良くして使い続けているとバラマンディがヒット。遠投後、トウィッチを数回した所でヒットしたので、ボート近くまで寄せてくる間に派手なエラ洗いジャンプを4回披露。これぞバラマンディって感じのファイトで十分楽しませてくれた。

 ルアーはバラマンディの口の中にすっぽりと吸い込まれており、面倒くさくて交換していなかった純正フックは何本も伸びきっていた。ガイドからは「ルアーが飲み込まれていなかったら、最初のジャンプで逃げられていただろう」との指摘。「おっしゃるとおりです!」と言いながら即座にスプリットリングとフックを太軸の物に交換した。私は学習能力の低い「アルパカ」と同じかもしれない。

Toru&Terry 6KB その後、RS-225でマングローブジャックを2匹と真っ黒なグランターを1匹追加。相棒はシャッドラップ(大)で皆がビックリするような小さなグランター(20cm以下)をパシャパシャと釣りながらサイズアップに四苦八苦。一方、ガイドは豪州製シャッドと「最高のルアー」と絶賛して止まないステーシーver2で40cmクラスのグランターをポイントと思われる場所で確実に釣り上げていた。

 2日目は遠くまで来たので終了時間が早く、午後5時前には既に車中の人となった。強い陽射しと虫に刺されたためか、いつのまにか両手の甲が真っ赤に腫れ上がり、ヒリヒリと痛くなっていた。相棒は無謀にも半ズボンで釣りをしていたので、膝裏やふくらはぎが真っ赤に焼けて痛々しかった。

2日目の釣果結果

TOSHI

TORU

TERRY

バラマンディ




ジャングルパーチ




マングローブジャック




スーティーグランター

21

24

20

ターポン






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