ACCESS/ブラジルのOpen X、IP InfusionのWhite Boxソリューションを採用し、ネットワーク容量を倍増

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- コロナ禍によるトラフィック急増をWhite Boxソリューションで解決 -

IP Infusion(本社:米国カリフォルニア州、最高経営責任者:緒方 淳)は、本日、ブラジルのサンパウロに本社を置くネットワークオペレーター、Open X Tecnologia(以下、Open X)Xが、自社バックボーンインフラの容量を100Gへ拡大するため、Edgecore Networksのハードウェアを組み合わせ、IP Infusionのネットワークオペレーティングシステム(OS)「OcNOS®」ベースのWhite Box(ホワイトボックス)ソリューションを採用したことを発表しました。
Open Xは、100Gの高密度ソリューション、IPトランジット配信、自社ネットワークへの接続を目指して、IP InfusionのWhite Boxソリューション採用しました。導入後、トラフィック帯域幅を倍増し、新型コロナウイルス感染症が拡大する2020年3月には、全顧客に向けて高信頼のネットワークサービスの容量を指数関数的に高めて提供することができました。「OcNOS」のソリューションは、Edgecore Networksのスイッチ、「AS7712-32X」、「AS7726-32X」、「AS7816-64X」に対応しています。

IP InfusionのキャリアグレードのWhite Boxソリューションは、ネットワークオペレーターの革新的なサービスおよび新たな収益源の創出を加速させます。検証済みのネットワークOSをBest-of-Breed(最適な製品から選択し組み合わせる)のハードウェアと組み合わせることで、多彩なユースケースのネットワークをサポートします。また、IP Infusionの高度なサポートサービスを利用することで、総所有コスト(TCO)を削減するエンドツーエンドのWhite Boxソリューションへのシームレスな移行が可能になります。

Open X 社長 Renato Ornelas氏は、
「ソフトウェアとハードウェアをディスアグリゲーション(分離)するWhite Boxソリューションは、ネットワークの未来です。こうしたネットワーク環境の新たな展開により、ベンダーロックインに制約されることなく、ソフトウェアとハードウェアを自社で選択する権利を得ることができます。IP Infusionと同社『OcNOS』による全面的なサポートを通じ、自社バックボーンの進化に即して、需要に見合った最適なソフトウェアを選ぶことができました。当社独自のニーズを満たすIP Infusionの高品質なソフトウェア開発に大変満足しています。また、当社のサービスインテグレーターであるOpen Globeより、PoC(技術検証)時での全面的なサポートからソリューション提供時の俊敏性の確保に至るまで、極めて重要なサポートを得ることができました」と述べています。

IP Infusion 最高経営責任者(CEO) 緒方 淳は、
「Open Xは、ネットワーク容量をシームレスに拡張するとともに、オープンネットワークのメリットとなる、テクノロジーの選択肢と総所有コスト(TCO)の削減を手に入れることができました。コロナ禍の帯域幅が急増した期間には、同社はIP InfusionとEdgecore Networksのソリューションにより俊敏性と拡張性を確保することができました」と述べています。

Edgecore Networks 社長 Heimdall Siao氏は、
「Open X、Open Globe、IP Infusionと連携し、Open Xの優れたサービスの提供に貢献できたことを嬉しく思います。Edgecore Networksの100GオープンスイッチとIP Infusionの『OcNOS』を組み合わせることで、クラス最高のWhite Boxソリューションが実現します。当社は今後も、光通信、データセンター、サービスプロバイダー、エンタープライズネットワークといった幅広いユースケースに向けてオープンネットワークソリューションを提供してまいります」と述べています。

「OcNOS」は、業界初となるフル機能を搭載し、モジュール設計で拡張性に優れたWhite Boxオープンネットワーク向けネットワークOSです。MPLS(Multi-Protocol Label Switching)から、PTP(Precision Time Protocol)、SDN(Software Defined Networking)向けAPI/プロトコルに至るまで、拡張性の高いスイッチングやルーティングプロトコルのサポートといった高度な機能を提供します。「OcNOS」は、ハイブリッド型/集中管理型/分散型ネットワークサポート、拡張性に優れた高性能モジュール型ネットワーク、商用シリコン上に構築された堅牢なデータプレーンを特長としています。

■IP Infusionについて
IP Infusionは、キャリア、サービスプロバイダー、データセンター事業者向けに、ソフトウェアとハードウェアを分離(ディスアグリゲーション)して安価に柔軟にネットワークを構築し、新機能やサービスの実装を迅速に実現するWhite Boxソリューションを提供しています。IP Infusionは、「DANOS-Vyatta edition」および「Commercial SONiC Distribution」のインテグレーター兼カスタマーサービスプロバイダーであると共に、White Box向けネットワークOS「OcNOS」および「ZebOS®」を350社以上の企業に提供しています。IP Infusionは、米国カリフォルニア州サンタクララを本拠とし、株式会社ACCESSの100%出資子会社です。
https://www.ipinfusion.com/

■株式会社ACCESSについて
ACCESS(東証一部:4813)は、1984年の設立以来、独立系ソフトウェア企業として、世界中の通信、放送、自動車、家電、出版、エネルギーインフラ業界向けに、モバイル並びにネットワークソフトウェア技術を核とした先進のITソリューションを提供しています。累計搭載実績15億台を超えるモバイルソフトウェアおよび350社以上の企業への豊富な採用実績を誇るネットワークソフトウェアにおける仮想化技術の開発力とノウハウを活かし、現在、組み込みとクラウド技術を融合したDX/IoTソリューションの開発・事業化に注力しています。アジア、米国、ヨーロッパ地域の子会社を拠点に国際展開も推進しています。
https://www.access-company.com/

※ACCESS、ACCESSロゴは、日本国、米国、およびその他の国における株式会社ACCESSの登録商標または商標です。
※IP Infusion、IP Infusionロゴ、OcNOS、ZebOSは、IP Infusion Inc.の米国ならびにその他の国における商標または登録商標です。
※その他、文中に記載されている会社名および商品名は、各社の登録商標または商標です。

 

 

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