Extreme Networks/Extreme NetworksがInfovista社のIpanema SD-WANビジネス買収の意向を発表

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クラウド管理のSD-WAN、アプリケーションインテリジェンス、SASEエコシステムでExtremeCloudポートフォリオを強化し、顧客のInfinite Enterpriseへの加速度的な成長を支援

*本リリースは2021年8月10日に米国で発表したプレスリリースの抄訳です

カリフォルニア州サンノゼ、—クラウド型ネットワーキング企業であるExtreme Networks, Inc.(本社:米国カリフォルニア州サンノゼ、最高経営責任者:Ed Meyercord、日本法人エクストリーム ネットワークス株式会社、以下:Extreme)はInfovista社のSD-WAN部門であるIpanematech SAS (“Ipanema”)と呼ばれる新たな事業を買収する意向を発表しました。この買収により、Extremeの市場をリードするExtremeCloud(TM)のポートフォリオが拡大するため、Infinite Enterpriseの強化に必要となる新しいクラウド管理型SD-WANとセキュリティ ソリューションの提供が可能となります。

人々の仕事、つながり、交流の方法は、より流動的で高度なものへと分散され、ネットワークの境界線を押し広げ、Infinite Enterpriseを作り出します。エクストリームのソリューションは、スケーラブルなクラウドインフラストラクチャを活用して、消費者中心のエクスペリエンスの促進に必要な接続性をあらゆる場所で拡張することで、Infinite Enterpriseを実現します。

Ipanemaのソリューションは、リアルタイムのネットワーク状況を基にしてアプリケーションのトラフィックフローを自動的かつ動的に調整できるため、様々なタイプのクラウド管理型WANの接続で、多様な条件下でもパフォーマンスの向上とエクスペリエンスの品質向上を実現します。エクストリームでは、これらの機能を活用してExtremeCloudのポートフォリオ内に無限に分散された安全なソリューションの確立を計画しています。この取り組みにより、世界で最も先進的なクラウドプラットフォームの1つとしての地位が向上することになります。場所、アプリケーション、デバイスに接続する際の柔軟性、機能、セキュリティが向上するため、Infinite Enterpriseを実現する過程のどこであっても、顧客とその消費者に最高のエクスペリエンスを提供できます。

Ipanemaが加わることで、エクストリームのヨーロッパにおける第二の中核拠点が確立されるため、ヨーロッパの顧客との関係性が強化されます。Ipanemaは、ヨーロッパ各地のマネージドサービスプロバイダーやシステムインテグレーターとパートナーシップを結んでいるため、顧客のクラウド型SD-WANの導入、管理、拡張を支援できます。現在、Ipanemaのソリューションは100,000を超えるサイトに展開されており、400を超える顧客にサービスを提供しています。

SD-WANおよびSASEに関する業界アナリストの見解

  •  IDC(1)が2021年5月に発表したレポートによると、SD-WAN市場は2020年に18.5%成長して全世界で30億ドルに達しており、ヨーロッパ、中東、アフリカ(EMEA)地域が市場の27%を占めています。IDCはまた、SD-WAN市場が2025年まで年間18.9%成長すると予測しており、EMEA地域でも同様の成長を見込んでいます。このレポートでは、SD-WANがネットワーク インフラストラクチャ市場で最も急速に成長している分野の1つであることが挙げられています。 
  •  650グループ(2)が発表した2021年6月のレポートによると、SASE (Secure Access Service Edge)市場は、2020年の29億ドルから2025年には約100億ドルに達すると予想されており、この5年間のCAGRは30%となると見込んでいます。

 
経営幹部によるコメント

  • 「エクストリームはIpanemaを買収することで、分散が進むネットワーク運用と管理における顧客の複雑性を軽減する機能を提供できるため、クラウド市場でのリーダーとしての地位が拡大します。クラウド管理型SD-WAN、および将来的にはSASEなどの急速な成長と発展をしている市場に参入することで、当社の主力製品の成長性を加速させることができ、さらにSaaSアプリケーションによる経常収益の拡大を図ることができます。さらに、Ipanemaが定評を得ているヨーロッパで、当社の市場参入と研究開発のフットプリントを拡大できるのです。Ipanemaのチームをエクストリームに迎え入れることを嬉しく思います。今後は共に成長を加速させる次のフェーズへと向けて進んで参ります。」-Extreme Networks、社長兼CEO、エド・マイヤーコード
  • 「Ipanemaによる、新しいクラウド管理型のSD-WAN接続とセキュリティ機能のおかげで、ExtremeCloudのポートフォリオが拡大し、さらにエクストリームが提供する能力も促進されるため、Infinite Enterpriseによって生み出されるニーズにも応えることができるのです。SD-WANテクノロジは、それ単体ではその可能性を十分に発揮できません。Ipanemaのテクノロジは、当社が今後も高速で安全な、優れた顧客エクスペリエンスを提供する上で、重要な役割を果たすと確信しています。Ipanemaの革新性とパフォーマンスに基づいて構築することで、より柔軟かつ安全性の高度なクラウド管理型ソリューションを顧客に提供できるため、場所、人、アプリケーション、サービス、デバイスをさらに高速かつ洗練された方法で接続できるようになります。」– Extreme Networks、最高技術責任者、ナビル・ブカーリ

取引の詳細
エクストリームは、Infovista社との間で、慣習的な調整を前提として全額現金取引による6,000万ユーロ(約7,300万ドル)の売買契約を締結する予定です。Ipanemaは株式非公開企業で、現在Infovista社の傘下にあり、プライベートエクイティ企業であるApax Partners社が過半数、Thoma Bravo社が過半数未満の株式を保有しています。この買収は2021年10月にクロージング予定であり、現在労使協議が進行中です。Extreme Networksの戦略的ファイナンシャルアドバイザーは、Moelis & Company LLCが務めています。

財務的影響
エクストリームでは、Ipanemaの買収により22年度(2021年7月1日から2022年6月30日)の非GAAP EPSでは横ばい、23年度(2022年7月1日から2023年6月30日)の非GAAP EPSでは増益となる見通しを持っています。

Extreme Networksについて
Extreme Networks、Inc. (EXTR)は、卓越したネットワーキングエクスペリエンスを実現することで、すべてのお客様のビジネスを加速させます。Extremeは、機械学習、人工知能、分析、自動化のパワーを活用することで、テクノロジーの可能性を拡大します。弊社が世界中に有する50,000を超える顧客は、エンドツーエンドのクラウドドリブンなネットワーキングソリューション、ならびに最高レベルのサービスとサポートを活用することで、デジタル・トランスフォーメーションの取り組みを加速し、かつてないほどの進化を実現しています。 詳細については、ExtremeのWebサイトにアクセスするか、Twitter、LinkedIn、Facebook、にてご確認ください。

Extreme Networks、Extreme Networksのロゴは、米国および他国のExtreme Networks Inc.の登録商用もしくは商標です。ここで表記されている他の商標はそれぞれの所有社の所有物です。

(1) IDC, Worldwide SD-WAN Infrastructure Market Shares, 2020: Growth Remains Strong as Market Evolutions Continue, Doc # US47628721, May 2021

(2) 650 Group Secure Access Service Edge (SASE), Quarterly Market and Long-Term Forecast Report, 1Q21, June 6, 2021

将来の見通しに関する注意事項
このプレス リリースには、エクストリームが計画しているIpanemaの買収に関する計画、見込み、基礎となる前提および時期に関する記述、およびその他の歴史的事実ではない「将来の見通しに関する記述」が含まれますが、これらに限定されるものではありません。将来の見通しに関する記述は、「見込み」、「推定」、「予定」、「可能性」などの言葉、または同様の意味の表現が使用されていることで識別できます。将来の見通しに関する記述は、現在入手可能な情報に対する経営陣の評価を反映しており、Ipanemaの買収計画に関するエクストリームの現在の見込みと仮定に基づくものです。将来の結果が、将来の見通しに関する記述で示されたものと異なる可能性がある具体的な要因には、次のものが含まれますが、これらに限定されるものではありません。エクストリームが計画しているIpanemaの買収、またはそれに関連する契約や取引の解除または完了の失敗を引き起こす可能性のある事象、変化、その他の状況の発生に関するリスク、エクストリームが計画しているIpanema買収のクロージング条件(労使協議に関する条件を含む)が満たされないこと、Ipanemaの買収計画に関連する費用、買収後の会社における財務上および戦略上の目標を達成する能力、買収した事業をうまく統合するエクストリームの能力、COVID-19パンデミックの継続的な影響、および当社の2020年6月30日を期末日とする年次報告書(フォーム10-K)、2020年12月31日および2021年3月31日をそれぞれ期末日とする四半期報告書(フォーム10-Q)、およびSECに提出された当社のその他の文書(www.sec.gov にて参照可能)に記載されている要因。このプレス リリースに含まれる将来の見通しに関する記述は、本書の作成日付時点に基づいて作成されたものであり、将来の業績を保証するものではありません。当社は、法律で義務付けられている場合を除き、新たな情報、将来の出来事、その他の結果として、将来の見通しに関する記述を公に更新または修正する義務を負わないものとします。

【オリジナルサイト】
https://jp.extremenetworks.com/press/press-release/sd-wan/

【本件に関する報道関係者からのお問合せ先】
エクストリーム ネットワークス株式会社
マーケティング本部 三浦 真樹子
info.jp@extremenetworks.com
 

 

 

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