天地人/JAXAベンチャー 天地人が、NEDOの研究開発型スタートアップ支援事業「SBIR推進プログラム」に採択!

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JAXA認定の宇宙ベンチャー 株式会社天地人(東京都港区 代表取締役 櫻庭康人)は、NEDO SBIR推進プログラムに採択されました。天地人は、「深層学習による地表面温度プロダクトの開発と利活用分野の拡大」を個別テーマとして提案を行いました。

■ 研究開発課題の背景

天地人が採択された研究開発テーマは、「静止衛星ひまわりのデータを用いた社会課題解決に貢献する新たなサービス開発」です。

静止衛星ひまわりが取得する多様な観測データは、防災・減災だけでなく、農林水産業等の民間の領域においても活用が可能であり、大きなポテンシャルを秘めています。静止衛星ひまわりの衛星データを活用したサービス開発の事例がより多く創出されることで、民間における多様な研究開発を誘発できると考えられています。

「SBIR推進プログラム」は、政府自身が研究開発テーマを提示し将来の市場を見せるとともに、潜在性を秘めた多くの中小企業・スタートアップ企業の研究開発支援をすることで、社会課題を解決すると同時に日本の産業競争力の強化を目指すものです。

■ 天地人が行う技術開発の内容

天地人は、次の研究開発を2022年3月まで実施する予定です。

➀高頻度な地表面温度プロダクトの開発
静止衛星ひまわりは、日本域においては2.5分という細かな時間間隔で観測を行っています。この静止衛星ひまわりのデータを活用することで、高頻度な地表面温度プロダクトを開発することを目指します。

➁深層学習による地表面温度プロダクトの高分解能化
静止衛星ひまわりのデータと他の衛星データを組み合わせ、深層学習を用いることで、空間的にも高分解能化を図ります。

従来から用いられてきた地表面温度プロダクトは、地球を周回する衛星から観測されたもので、その観測頻度は日中と夜間の1日2回程度であり、農業分野のような高頻度な観測データを必要とする利活用シーンにおいては、時間分解能の面で大きな課題がありました。

本プロジェクトでは、静止衛星ひまわりのデータを活用することで、時間的・空間的に高分解能な地表面温度プロダクトの開発し、農業をはじめとする第一次産業での実用レベルを目指します。

本事業の実施期間中にNEDOの支援を受け、政府調達や他の研究開発事業、事業会社等とのマッチングなど次につながる取組みを検討・実施し、社会課題の解決に貢献してまいります。

■特許技術の土地評価エンジン『天地人コンパス』
宇宙では絶えず膨大な地球のデータ集めていますが、そのビッグデータの中をナビゲートしたいという思いを込めて、『天地人コンパス』と名付けました。今後、ビジネスにおいて最適な土地は、宇宙から見つけることを提案していきます。
天地人コンパス紹介動画:https://youtu.be/uA44Hnl042c

 ■宇宙ビッグデータを活用した情報プラットフォーム『天地人コンパスAPI』
天地人コンパスAPIは、天地人コンパスに蓄積された膨大な量のデータを、解析・分析した情報にAPIからアクセスできるサービスです。降水量などの気象情報や、3Dマップに代表される地形情報、赤外線によって観測される地表面温度などを世界中のあらゆる場所で取得可能です。それらを複合的に分析し、価値ある情報を導きます。
天地人コンパスAPI URL:https://tenchijin.co.jp/compass-api

■株式会社 天地人 会社概要
会社名:株式会社 天地人
所在地:東京都港区芝公園1-1-1 住友不動産御成門タワー9F
代表者:代表取締役 櫻庭康人
事業内容:衛星データを使った土地評価コンサル
サイトURL:https://tenchijin.co.jp
 

 

 

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