Opensignal/Opensignal、日本の5G体感レポートを発表

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ソフトバンクが日本初の5Gゲーム・エクスペリエンス・アワードを受賞
https://www.opensignal.com/jp/reports/2021/10/japan/mobile-network-experience-5g

Opensignal(本社:ロンドン)は、2021年6月1日から8月29日までの90日間、5Gユーザーの情報をもとに分析し、日本の5G体感レポートとしてまとめました。
 

ソフトバンクが日本初の5Gゲーム・エクスペリエンス・アワードを受賞
100ポイント中89.8のスコアで、ソフトバンクユーザーは、5Gに接続して、日本で最高のマルチプレイヤー・モバイル・・ゲーム・エクスペリエンスを享受しています。ソフトバンクのみが「素晴らしい」(85以上) の5G ゲーム・エクスペリエンスを提供していました。2位の共同受賞はau (80.9)と楽天 (82.1) で、どちらも「良い」カテゴリー(75<85)となりました。

エクスペリエンス・アワード全体でソフトバンクが3賞を独占
5Gゲーム・エクスペリエンス・アワードに加え、ソフトバンクは5G音声アプリ・エクスペリエンスを単独で獲得し、5Gビデオ・エクスペリエンスでは楽天と共同受賞となりました。5G音声アプリ・エクスペリエンスは、リアルタイム音声チャット用のLINEやWhatsAppなどのモバイル・コミュニケーション・アプリの使用を反映しており、5Gビデオ・エクスペリエンスはユーザーがモバイル・ビデオ・ストリーミングの品質をどう体感するかを定量化します。

NTTドコモのユーザーは、最も頻繁かつ多くの場所で5Gを利用
5G到達率と 5G 利用率の両アワードを受賞したNTTドコモのユーザーは、5Gサービスへの接続が最も簡単だと評価しています。 10ポイント中2.2の5G到達率スコアは、ユーザーがアクセスするすべての場所と比較して5Gが見つかる場所の割合を示しています。同様に5Gの利用率はユーザーが有効な5G接続につながる時間の割合を示します。最近Opensignalが報告したように、2020年の5Gの遅い初期導入後の2021年の間に、日本のオペレーターは 5G到達率と5G利用率の療法を伸ばして います。

楽天が5Gダウンロード・スピードと5Gアップロード・スピードの両アワードを受賞
楽天が5Gアップロード・スピード・アワードを受賞したのは驚くに値しません。なぜなら 前回のOpensignalによる分析 や レポート では楽天ユーザーのアップロード・スピードが優れていたためです。また楽天ユーザーは5Gダウンロードの平均速度が224.3 Mbpsであることを確認しました。第2位は 161.4 MbpsのNTT ドコモです。しかし5G到達率に関しNTT ドコモの2.2と比較すると楽天のスコアである0.3は、各オペレーターの中でスコアが最も低いため、ユーザーはNTTドコモの5Gの方が見つけやすく体感しやすいのです。

全オペレーターのユーザーが非常に高速な平均ダウンロード・スピードを体感
全ユーザーのエクスペリエンスを比較した 日本のモバイル・ネットワーク・ユーザー体感レポートで全4オペレーターのダウンロード・スピード・エクスペリエンス・スコアを比較すると、5Gダウンロード・スピードは遥かに高速です。ダウンロード・スピードの総合的エクスペリエンスは24 Mbpsから52.4 Mbpsですが、5Gダウンロード・スピードのスコアはすべて100Mbps以上で、139.6 Mbps (ソフトバンク)、151.1 Mbps (au)、161.4 Mbps (NTT ドコモ)、 224.3 Mbps (楽天) という驚異的速度を誇ります。5G技術が今後10年で進化すれば、これらの速度も向上していくでしょう。

 

[分析担当副社長 イアン・フォッグ(Ian Fogg)によるコメント]
「日本のモバイル・オペレーター全体で5Gモバイル・ネットワーク・エクスペリエンスについてのOpensignalの初レポートでは、 3オペレーター (NTT ドコモ、ソフトバンク、楽天) で受賞したアワードをご覧になれます。日本はまだ 5G 時代が始まってすぐの段階です。一般的に、モバイル・ネットワーク技術の世代は少なくとも10年続きます。日本のモバイル・オペレーターのうちの3社はちょうど1年前の2020年3月に5Gを開始しました。楽天は2020年9月30日に5Gを開始しましたが、今日まで5Gに構築した 4Gネットワークに注力 してきました。従来の3Gおよび4Gと同様、ユーザーが享受する5G技術と5Gエクスペリエンスは、 5G 時代中に着実に向上します。今日の5Gエクスペリエンスはまさに始まりにすぎないのです。また、 2021年の急速な普及の加速 とともに、全4オペレーターはいずれも 5Gネットワークの拡大 による全国展開を目指しています。」

無線スペクトラムの通信容量を追加することで、モバイル・エクスペリエンスが向上します。日本のモバイル・オペレーターが導入した新しいスペクトラムは、5Gが従来の4G技術よりも優れている大きな理由です。総務省が 5Gに活用可能なテレビ・スペクトラムを発表 しているため、今後数年間で 5Gに活用できる電波が増えていきます。

5Gの設計者がモバイル・ネットワークの遅延の向上を目指しているため、5Gに最も関心がある分野の1つがモバイル・ゲームです。日本では、 eSports が力強い成長を遂げて います。Opensignal独自のモバイルゲーム・エクスペリエンス評価は、マルチプレイヤー・ゲーム・エクスペリエンスを定量化します。

5Gはすでに旧来の技術よりはるかに優れており、5Gゲームや5Gビデオ・エクスペリエンスでも圧倒的です。このモバイル・エクスペリエンスの向上は、この5Gエクスペリエンス・レポートの結果をモバイル・オペレーターの 日本のモバイル・ネットワーク・ユーザー体感レポート と比較すると非常にはっきりしています。このレポートでは、5Gスマートフォンと5G通信プランを持つユーザーを含めたすべてのユーザーのエクスペリエンスを分析しています。

 

 

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