山名神社

やまなじんじゃ
創立は慶雲3年(706)と伝えられる古い神社です。森町南部、飯田地区の太田川東岸にあります。祭神は素戔嗚尊(すさのおのみこと)、京都の八坂神社と同じ神様で、祭りも7月の中旬の土日に行なわれ、祇園と呼んでいます。ここにも国の重要無形民俗文化財に指定された八段舞楽が残っています。これは室町中期明応5年(1496)に大阪の天王寺より伝えられたものとされるが、現在天王寺にはその舞は伝えられていません。

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八段舞楽、第二段「神子舞」(みこまい)と第七段「蟷螂」(とうろう)

第一段 八初児(やつはち) 第五段 迦陵頻(かりょうびん)
第二段 神子舞(みこまい) 第六段 龍(りょう)
第三段 鶴(つる) 第七段 蟷螂(とうろう)
第四段 獅子(しし) 第八段 優填獅子(うでんじし)

 この舞楽のもっとも興味深いのは舞い手が最後の優填獅子を除いて、すべて子供であることと、一部の舞いに鶴やかまきり(蟷螂)などの動物の冠物をすることである。また直接、舞い手の顏も見ることができない。
 龍(りょう)の舞では、2人の子供が龍の頭と尾を付け、終盤には舞台の柱に足をからませ逆さになり、えびぞる動作をする。蟷螂(とうろう)では、舞児の操作により、かぶったかまきりの鎌が動き、簡単ではあるが「からくり」である。
 同町内、天宮神社と小国神社の十二段舞楽とは対照的に、神楽というより民俗舞踊的な要素を強く持った、ほかに例をみない特筆すべき舞楽であろう。