インフォステラ/インフォステラ、北海道大樹町で米国Planet Labs社へホスティングサービスの提供を開始

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Planet Labs社のSkySat衛星コンステレーション向けのシームレスな通信をサポート

周回衛星向けGround Segment as a Service(GSaaS)プロバイダーである株式会社インフォステラ(代表取締役:倉原直美、本社:東京都新宿区。以下、インフォステラ。)は、北海道広尾郡大樹町の地上局サイトにおいて、2010年設立以来、地球観測衛星データ市場のトップランナーとして走り続けているPlanet Labs社(以下、Planet社。)へホスティングサービスの提供を正式に開始しました。

大樹町は様々な衛星追跡アンテナを設置するのに最適な場所であり、特に近年需要が高まっている低軌道衛星(LEO)にとって魅力的な場所といえます。
インフォステラは、2022年10月に大樹町に地上局ホスティング用のサイトを開設し、高速インターネット環境、365日・24時間の遠隔監視、緊急時における短時間での駆けつけ対応など、地上局ホスティングの環境を整えました。また、インフォステラは、Planet社を大樹サイトに誘致すると共に、同社の無線局免許取得をサポートしました。同社の衛星の通信仕様は従来の電波法(無線設備規則及び電波法関係審査基準)では許可されておらず、無線局免許を取得することが困難でしたが、総務省との協議を重ね、2023年7月末に予備免許が交付され、落成検査に合格し、この度無線局免許が交付され、2023年9月1日より Planet社のSkySat衛星コンステレーションの本格的な商用運用が開始されました。

インフォステラは大樹町サイトにおいて引き続き、米国の主要な宇宙事業者向けホスティングサービスの提供の準備を進めており、衛星運用に最適な環境である大樹町の地上局サイトを世界中の宇宙事業者に活用していただくことにより、宇宙事業者の事業活動の成長を支援します。

インフォステラは、大樹サイトでのホスティングサービスの提供に加え、Viasat RTE、Amazon Web Services(AWS-GS)など世界各地の地上局を含む地上局ネットワークをGSaaSサービスとして提供しています。また、GSaaSおよびホスティングサービスを補完する技術サービスや無線局免許の取得のサポートを提供しています。

インフォステラ 代表取締役 倉原直美のコメント

2016年の創業以来、世界中の衛星事業者のビジネスの起爆剤となることを目指し、グローバルなビジョンを掲げてきました。  大樹町の当社の地上局ホスティングサイトは、アジア太平洋地域でサービスを提供する地球観測や衛星通信の主要プレーヤーにとって、非常に魅力的なサイトとすることができました。インフォステラの米国および日本のチームは、Planet社と協力して、地上局を整備し、商業運用のために総務省から認可を取得し、グローバルレベルの通信環境を構築しました。Planet社の衛星運用のための無線免許を取得できたことを非常に嬉しく思っています。今後もグローバルな事業展開を続けてまいります。

■インフォステラについて

インフォステラは、周回衛星向けGSaaS (Ground Segment as a Service)プロバイダーです。地上局ネットワークを仮想化するクラウドプラットフォームStellarStationを通じて、柔軟性と拡張性に優れた地上局ネットワークを提供しています。また、無線局免許取得や周波数調整業務など、衛星運用を行うにあたって必要となる地上セグメント側の業務サポートを行っています。地上セグメント構築の難易度を下げることで、衛星を活用した新しいビジネスに取り組む企業様のミッション開発とサービス改善を支援します。インフォステラは 2016年に日本の東京に本社を設立し、現在はイギリスとアメリカにも事務所を構えています。

詳しい情報は、https://www.infostellar.net/jp をご覧ください。

 

 

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