エリクソン・ジャパン/エリクソン、ローカル5G商用局を用いた相互接続試験に成功

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エリクソン・ジャパン(本社:東京都港区、代表取締役社長:野崎哲、ルカ・オルシニ)は、11月20日、赤坂インターシティコンフェレンスにて、「エリクソン・フォーラム2023 – 根本的変化をもたらすテクノロジーとサービスに備える」を開催し、エリクソンプライベート5G装置を使った実証実験の成功を発表しました。

エリクソン・ジャパンは、今年6月に免許を取得した、一般業務用としては仙台市で初のローカル5G無線局である、エリクソンプライベート5G装置を利用し、実証実験を進めています。エリクソンプライベート5Gは、単一サーバーのデュアルモードコアを介して、安全で高信頼の4Gおよび 5Gのコネクティビティを提供する次世代のプライベートネットワークソリューションです。高速で安全な5Gの接続性を提供し、企業のデジタル化を加速します。

10月には、コニカミノルタ株式会社と協力し、同社の画像技術と最新のIoT / AI技術であるFORXAI(フォーサイ)*1を搭載した低遅延カメラ(FORXAI Experience Kit Low Latency)*2をエリクソンプライベート5Gに接続し、LTEでは実現しなかった4Kの画像を59ミリ秒の画像伝送遅延時間で配信する実証実験に成功しました。鮮明な画像をもとに遠隔操作するユースケースなどへの応用が期待されます。

また地震速報をいち早く正確に配信する株式会社ミエルカ防災と、エリクソンのインダストリー4.0パートナーでありモバイルコンピュータやタブレットなどのデジタルソリューションで世界をリードするZebra Technologiesと協力し、エリクソンプライベート5Gを介して、公衆網やインターネット経由の速報より迅速に緊急地震速報を配信することに成功しました。ミエルカ防災のサービスは、気象庁の緊急地震速報と同社が設置した地震計の両方からの情報を利用し、より速く(直下地震も本震が来る前に)、より正確に情報を提供するものです。エリクソンプライベート5Gを介して提供される正確な情報をもとに数秒速く精密機械を停止することで、高価な機械の損傷を防ぎ、また拠点内の従業員の安全担保にも寄与します。

エリクソン・フォーラム2023の展示コーナーでは、仙台オフィスと中継を結び、エリクソンプライベート5Gを介したコニカミノルタの低遅延カメラの映像配信の様子が紹介されました。エリクソンプライベート5Gと接続するアンテナなどの周辺機器も展示されました。

(*1) FORXAI:https://forxai.konicaminolta.com/

(*2) FORXAI Experience Kit Low Latency:https://forxai.konicaminolta.com/service/environment/device/02

エリクソンについて
エリクソンは、コネクティビティから最大限の価値を創造する通信事業者および企業をお手伝いします。ネットワーク、クラウドソフトウェアとサービス、企業向け無線ソリューション、グローバル通信プラットフォーム、技術・新規ビジネスにわたるポートフォリオを持ち、お客様のデジタル化、効率向上、新たな収益源の発掘を支援します。エリクソンのイノベーションへの投資は、電話とモバイルブロードバンドのメリットを世界中の何十億もの人々にもたらしてきました。エリクソンは、ストックホルムとニューヨークのナスダックに上場しています。www.ericsson.com

 

 

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