ローデ・シュワルツ・ジャパン/ローデ・シュワルツの信号発生器とシグナルアナライザをQualcomm社がO-RAN準拠の5G RANプラットフォーム用として承認

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R&S SMW200A信号発生器とR&S FSWアナライザの組合せが、Qualcomm Development Acceleration Resource Toolkitで承認されたテスト・ソリューションの1つとなりました。

ローデ・シュワルツのR&S SMW200AおよびR&S SMM100Aベクトル信号発生器とR&S FSWおよびR&S FPSシグナル・スペクトラム・アナライザが、Qualcomm® QRU100 5G RANプラットフォームのテスト用としてQualcomm社から承認されました。同プラットフォームはアーキテクチャの自由度が高いO-RAN準拠のソリューションであり、スケーラブルで費用対効果に優れた5Gネットワークの展開・運用を容易にするために設計されています。今回の承認により、このQualcomm QRU100 5G RANプラットフォームを採用したOpen RANインフラ向けに無線ユニット(radio unit:RU)を提供しているOEMメーカーの皆様には、これらローデ・シュワルツのソリューションがRUの設計検証や生産に必要となるサブ6 GHzテスト仕様を満たしているこことを確証いただけるようになりました。

R&S SMW200A信号発生器とR&S FSWアナライザの組合せが、Qualcomm Development Acceleration Resource Toolkitで承認されたテスト・ソリューションの1つとなりました。R&S SMW200A信号発生器とR&S FSWアナライザの組合せが、Qualcomm Development Acceleration Resource Toolkitで承認されたテスト・ソリューションの1つとなりました。

ローデ・シュワルツの複数のテスト・ソリューションが、5G NR FR1周波数帯におけるQualcomm QRU100 5G RAN Platformのテスト用として、Qualcomm Technologies, Inc.社のQualcomm® Development Acceleration Resource Toolkit(QDART)最新リリースで承認されました。Qualcomm Technologies社のソリューションを無線ユニット(radio unit:RU)に組み込んでいるOEMの皆様は、R&S SMW200AおよびR&S SMM100Aベクトル信号発生器とR&S FSWおよびR&S FPSシグナル・スペクトラム・アナライザを設計検証テスト(DVT)や生産試験に安心してお使いいただけます。

現代のニーズを満すようなインフラによって5Gネットワークを展開する場合、大容量・低遅延・費用対効果という三者の適切なバランスを実現するのがますます難しくなっており、大きな課題となっています。Qualcomm QRU100 5G RAN Platformは、これらの課題を解決することを目的とした総合的なモデム/RFソリューションであり、通信事業者やOEMがO-RAN準拠の5Gソリューションを実現して、柔軟なネットワーク展開が可能になるようにしています。同プラットフォームは、カバレッジの強化やセルエッジでのデータ速度の向上、さらにはネットワーク全体の容量の増加をはかれるように、4T4RのRemote Radio Head(RRH)に対する64T64R能力を持ったミリ波から6GHzまでのMassive MIMOをサポートしています。なにより、高性能なO-RAN対応インフラ製品をもとに5Gネットワークの展開スピードを高められるように設計されています。

ローデ・シュワルツのテスト・ソリューションをQualcomm Technologies社が承認

試験・測定機器のプロバイダであるローデ・シュワルツは、Qualcomm QRU100 5G RANプラットフォームのテストのために承認されたソリューションもご提供しています。その承認済のテスト機器には、R&S SMW200AおよびR&S SMM100Aの2つのベクトル信号発生器と、R&S FSWおよびR&S FPSの2つのシグナル・スペクトラム・アナライザがあります。OEMメーカーは、アプリケーションや予算に応じて、R&S SMW200AとR&S FSWまたはR&S SMM100AとR&S FPSのいずれかの組合わせで、基地局およびスモールセルの完全自動テスト・ソリューションを実現できます。

R&S SMW200AとR&S FSWは、研究開発アプリケーションに最適な最新の信号発生器とアナライザの組合せとなっています。特にR&S SMW200Aは、基地局やスモールセルの設計・検証などの最先端アプリケーション向けに設計された先進のベクトル信号発生器です。最大2 GHzというI/Q変調帯域幅は、5GやLTE-Advancedのほか、IEEE802.11の規格バージョンac/ad/beなど、第4世代と第5世代の両方の規格をカバーしています。これと組み合わせるR&S FSWは、高性能シグナル・スペクトラム・アナライザとして8.3 GHzの内部解析帯域幅を備えており、5G NRで使われる広帯域変調信号や周波数アジャイル信号を測定できます。また、R&S FSWは複数の規格を同時に測定可能なため、信号の相互作用によるエラーも素早く検出できます。

一方のR&S SMM100AとR&S FPSは、高い価格性能比を重視する場合に最適な組合わせです。R&S SMM100Aは、ミッドレンジ・クラスとしては、ミリ波テスト機能を備えた唯一のベクトル信号発生器です。既存の無線規格で使用されているバンドに加え、5G NR FR1と5G NR FR2の両方のバンドもカバーしています。さらに将来求められる帯域幅に備えて、最大1 GHzのRF変調帯域幅をサポートするベースバンド・ジェネレータを内蔵しています。この信号発生器を補完するのが、非常に高速かつコンパクトなシグナル・スペクトラム・アナライザのR&S FPSです。測定ルーチンは、高いスピードとデータ・スループットが実現するように最適化されており、同等クラスのアナライザと比較して最大で5倍も高速なため、特に生産環境で使うユーザーにとって大きな強みになります。

ローデ・シュワルツのモバイルネットワーク用インフラのテスト・ソリューションについて、詳しくはhttps://www.rohde-schwarz.com/_253912.htmlをご覧ください。

お問い合わせ:

欧州(本社):Christian Mokry(電話:+49 89 4129 13052、email:press@rohde-schwarz.com)

北米:Dominique Loberg(電話:+1 503 523-7951、email:Dominique.Loberg @rsa.rohde-schwarz.com)アジア太平洋地域:Sze Ming Ng(電話:+603 5569 0011、email:press.apac@rohde-schwarz.com)

R&S®は、Rohde & Schwarz GmbH & Co. KG.の登録商標です。

すべてのプレスリリースは、画像のダウンロードを含め、http://www.press.rohde-schwarz.comからインターネットでご提供しています。

ローデ・シュワルツについて

ローデ・シュワルツは、より安全に“つながる”社会の実現に向けた基盤を整えようと取り組む先駆的企業のなかでも、特に技術指向のグループとして、試験・計測などを始めとする技術システムやネットワークおよびサイバーセキュリティにおけるトップレベルのソリューションを提供しています。設立から85年以上にわたり、世界中の産業界や行政機関のお客様の信頼できるパートナーとして歩んできました。そのローデ・シュワルツでは、2021年6月30日現在、全世界で約13,000名の従業員が活躍しています。2020/2021会計年度(昨年7月から本年6月まで)には独立した企業グループとして23.4億ユーロの売上を達成しました。本社はドイツ・ミュンヘンに構えています。

R&S®はRohde & Schwarz GmbH & Co. KGの登録商標です。

 

 

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