東陽テクニカ/超高速大容量ネットワークパフォーマンステスター「Spirent A2 400Gアプライアンス」を「Interop Tokyo 2023」で日本初披露

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1台に400GbE QSFP-DD 16ポートを搭載し、ライブデモンストレーションを実施

株式会社東陽テクニカ(本社︓東京都中央区、代表取締役社長︓高野 俊也、以下 東陽テクニカ)は、Spirent Communications Inc.(本社:米国カリフォルニア州サンノゼ、以下Spirent社)製の次世代ネットワークパフォーマンステスター「Spirent TestCenter」の最新モデル「Spirent A2 400Gアプライアンス」を、2023年6月14日(水)より幕張メッセで開催される「Interop Tokyo 2023( https://www.interop.jp/ )」にて日本国内で初めて動態展示いたします。

400GbE (ギガビットイーサネット) を最大16ポート搭載するパフォーマンステスターで、超長距離伝送技術として注目を集める「OpenZR+(※1)」規格のQSFP-DD(※2)光トランシーバと接続したライブデモンストレーションを行います。普及が進む400GbE技術、さらにその先のBeyond 400GbE技術の最先端をお伝えいたします。尚、「Interop Tokyo 2023」において、Best of Show Awardファイナリストとして選出されています。

  • 背景/概要

世界のインターネットトラフィック(通信量)は、DX(デジタルトランスフォーメーション)による多様な通信、5Gの高速モバイル通信などにより、今後もさらに増加すると予測されます。日本のサービスプロバイダーのコアネットワークにおいて、10GbE回線や100GbE回線を中心とした設計は容量限界を迎え、かつ回線を束ねる追加コストも生じることから、より低コストで大量トラフィックに対応できる400GbE回線の普及が進んでいます。ネットワーク装置のベンダーにおいても、400GbE対応装置が主要各社から既に販売されており、400GbEポートを大量に搭載する装置も登場しました。また、400GbEの伝送方式は、伝送距離やレーン数によってさまざまな規格が存在し、400GbEの導入エリアに応じて最適な規格を選ぶ必要があります。

「Spirent A2 400Gアプライアンス」は、400GbEにおけるSpirent社製5世代目のハードウェアで、2023年1月に国内での販売を開始しました。高さ2Uのサイズで400GbE QSFP-DDを最大16ポート搭載する、コストパフォーマンスに優れたイーサネットパフォーマンステスターです。大量の400GbEポートの一斉試験が可能で、異なる内容の400GbE試験を並行で実施することもできます。400GbE以外の複数のスピード(PAM4変調、NRZ変調)に切り替えて、異なるスピードを組み合わせた試験も実現可能です。また、QSFP-DD光トランシーバを挿し替えることで、400GbEのあらゆる規格の試験に対応します。従来モデルにあるプロトコルエミュレーション機能、試験自動化機能を受け継ぎながら、超高速化、超高密度化を実現しました。

「Interop Tokyo 2023」のブース展示においては、注目を浴びている超長距離伝送規格「OpenZR+」のQSFP-DD光トランシーバを装着してライブデモンストレーションを行います。

東陽テクニカは、Spirent社のパフォーマンステスターの国内展開を通して、ネットワークインフラの安定性向上、リリース期間短縮を実現し、日本のインターネット技術の発展に貢献してまいります。

  • 主な特長

・1台に400GbE QSFP-DDを最大16ポート搭載したコストエフェクティブモデル。同社の従来モデルより400GbEポート単価を最大80%程度低減。

・最大6.4Tbpsのテストトラフィックを一斉に送受信可能。

・長距離伝送規格である 400GBASE-ZR/ZR+ (OpenZR+) の光トランシーバを装着可能。

・最大255台のスタック接続に対応し、400GbE 最大4,080ポートを時刻同期しながら制御可能。

・400GbE以外の複数のスピードにも対応。(PAM4変調方式:400G/200G/100G/50G、NRZ変調方式:200G/100G/50G/40G/25G/10G)

・ブレークアウト接続に対応。(例:QSFP-DDを100G 4ポートにブレークアウトさせ、QSFP-DD 16ポートを100GbE 64ポートとして利用)

・「TestCenter」他モデルとの接続により、800GbEテスターや仮想/クラウド/コンテナ版テスターとも連携可能。

・長時間試験や繰り返し試験に有用な自動化機能、API機能を標準で搭載。

・プロトコルエミュレーション機能を有し、テストトラフィックを送受信しながら同じポートでプロトコル試験が可能。

(BGP/OSPF/ISIS、MPLS、Segment Routing、VXLAN、EVPN、PCEP、LAGなど)

・1台の消費電力が最大2400W。1ポート当たり最大150Wで、プロトコルエミュレーション機能を有するテスターの中で最小レベル。

・製品のハンズオントレーニング(オンライン)を無償開催。

製品ページ:https://www.toyo.co.jp/ict/products/detail/testcenter.html

  • 「Interop Tokyo 2023」出展概要

開催展名:Interop Tokyo 2023

会期:6月14日(水)~6月16日(金) 10:00~18:00 ※最終日のみ17:00まで

会場:幕張メッセ(国際展示場)

ブース番号:5P04(東陽テクニカ/Spirent Communicationsブース)

出展製品詳細:https://www.toyo.co.jp/ict/seminar/detail/Interop_Tokyo2023.html

※1 OpenZR+ MSA (Multi-Source Agreement) が策定した、小型フォームファクタプラガブルモジュールでの長距離伝送規格。

https://openzrplus.org/

※2 Quad Small Form Factor Pluggable Double Density。高速ネットワーキングおよびデータセンターアプリケーションで使用される光通信モジュールの規格。

<Spirent Communications Inc.について>

Spirent社は、米国カリフォルニア州サンノゼに本社を構える測定器メーカーです。IT・通信業で用いられる最新の技術、インフラストラクチャ、アプリケーションを評価するための先進的な測定器、測定手法を開発・提供しています。そのソリューションは研究開発ラボおよび通信事業者、通信機器メーカー、企業のIT部門など全世界で幅広く使用され、業界のリーディングカンパニーとして長年にわたり通信事業の品質向上に貢献しています。同社のソリューションによって、400Gイーサネット、5G、LTE、無線LAN、衛星通信、NFV、クラウド、IoT、M2M、ネットワークセキュリティなど、IT・通信に関わるあらゆる観点での性能・品質確認が可能になります。東陽テクニカは同社の日本国内の代理店です。

Spirent Communications Inc. Webサイト:https://www.spirent.com/

 

<株式会社東陽テクニカについて>

東陽テクニカは、1953年の創立以来、最先端の“はかる”技術のリーディングカンパニーとして、技術革新に貢献してまいりました。その事業分野は、情報通信、自動車、エネルギー、EMC(電磁環境両立性)、海洋、ソフトウェア開発、ライフサイエンス、セキュリティなど多岐にわたります。5G通信の普及、クリーンエネルギーや自動運転車の開発などトレンド分野への最新の技術提供に加え、独自の計測技術を生かした自社製品開発にも注力し、国内外で事業を拡大しています。最新ソリューションの提供を通して、安全で環境にやさしい社会づくりと産業界の発展に貢献してまいります。

株式会社東陽テクニカ Webサイト:https://www.toyo.co.jp/

 

 

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