
povo2.0がローソンeSIMに「30GB(30日間)」新プランを追加!1GB単価約92円でコスパ最強へ
目次
povo2.0とローソンeSIM「ギガチャージカード」の関係性と背景
povo2.0はKDDIと沖縄セルラーが提供するオンライン専用プランで、必要な容量を「トッピング」と呼ばれるオプションとして追加する仕組みが特徴です。2025年7月にローソン店頭でのeSIM販売がスタートし、“ギガチャージカード”を使えばレジで現金購入できる手軽さが話題になりました。これにより、クレジットカードを持たない学生や訪日観光客でも、au回線の高速データ通信を短時間で利用開始できる環境が整いました。
同カードは発売当初「データ追加3GB(30日間)」と「20GB(30日間)」の2種類でしたが、利用者から「20GBでは足りない」「購入ペースが想定より短い」といった声が多数寄せられ、KDDIはラインアップの見直しを検討していました。このニーズ把握が、今回の30GBプラン追加の直接的な契機となっています。
新トッピング「データ追加30GB(30日間)」の概要
2025年10月7日、全国のローソン店舗で販売中のギガチャージカードに「データ追加30GB(30日間)」が正式追加されました。価格は2,780円(税込・非課税扱い)で、従来の20GBプラン(2,700円)から容量が50%増えつつ、月額換算の上昇幅を最小限に抑えた設定になっています。プレスリリースはKDDI Digital Lifeが発表し、詳細は公式リリースで確認できます。
この30GBトッピングは、ギガ消費ペースが早いライトヘビーユーザー層や、動画視聴・ゲーム配信など高負荷通信を行うユーザーを主なターゲットに据えています。有効期間内に容量を使い切った場合は追加チャージでいつでも補充可能なため、柔軟なデータ運用が可能です。
価格・容量の比較とコストパフォーマンス
- 3GB(30日):990円 ─ 1GBあたり330円
20GB(30日):2,700円 ─ 1GBあたり135円(10月20日販売終了予定)- 30GB(30日):2,780円 ─ 1GBあたり約92円
新プランは1GB単価を大幅に下げ、従来比約32%のコスト削減を実現しています。長期旅行や一時帰国のユーザーにとって「容量不足のたびにカードを買い足す手間」と「残存データをムダにするリスク」を同時に軽減できる点がメリットです。さらに上位トッピングへ切り替えた場合でも、アプリ上で残容量をリアルタイム確認できるため、通信費の見える化も進みます。
購入~開通までの手順
- 最寄りのローソンでギガチャージカード(30GB)をレジに持参し、現金で支払う。
- カード裏面の引換コードを
povo2.0アプリ
に入力。
- eSIMプロファイルを端末にダウンロード(所要3〜5分)。
- アクティベート完了後すぐにデータ通信が可能。
eSIM対応スマートフォンであれば物理SIMを差し替える必要がなく、SIMロック解除済み端末では渡航当日に店頭でカードを購入して即時に通信環境を確保できます。チュートリアル動画や詳細手順は公式サイトギガチャージカード案内でも公開されています。
ユーザーの利用シーンとメリット
30GBはHD動画視聴で約40時間、音楽ストリーミングで約500時間相当のデータ量にあたり、1カ月の中〜高負荷ユーザーでも余裕のある容量設計です。特に以下のような利用シーンで効果を発揮します。
- 長期連休や帰省シーズンのテザリング用途
- 高速バス・新幹線など移動中の動画視聴
- ホテルWi-Fiが不安定な地域でのリモートワーク
- オンラインゲームやライブ配信視聴
また現金決済に対応しているため、クレジットカード不要・事前審査無しで容量を確保でき、クレカ情報を登録しづらい未成年ユーザーやセキュリティ重視派にも最適です。
20GBプランの販売終了とユーザーへの注意点
公式発表によると20GB(30日間)プランは2025年10月20日で販売を終了します。ただし、在庫が残る店舗では同日まで購入可能です。既に購入済みのカードは記載有効期限(購入後150日)まで利用できるため、手元のカードが無駄になることはありません。終了直前に買い置きする場合は、有効期限に注意して計画的に利用しましょう。
なお、20GBカードと30GBカードはデザインがほぼ同一で、レジで「30GBを希望」と必ず伝える必要があります。混同を防ぐため、購入前にプラン名・価格をレシートで再確認することを推奨します。
競合サービスとの比較と市場動向
30GB前後の国内データeSIMは、楽天モバイルの「海外/国内データ30GB(31日)」3,980円、IIJmioの「eSIMプラン フリーデータ30GB」2,970円などが存在します。povo2.0の2,780円は最安級の水準であり、さらに全国14,600店のローソンで即日現金購入できる導線は競合にない強みです。
観光庁統計によると2025年上半期の訪日外国人数は1,620万人と堅調に推移し、通信需要のさらなる拡大が見込まれます。KDDIは“プランの手軽さ”と“ローソンの店舗網”を武器に、旅行者需要を獲得しつつ国内ユーザーのサブ回線ニーズにも応える方針です。
まとめ:30GB追加で利便性とコスパが大幅向上
ローソンeSIMの30GBプランは、1GB単価約92円という高い費用対効果を実現し、データ不足に悩むユーザーの不満を解消します。これに伴い20GBプランは終売となりますが、価格上昇を最小限に抑えて容量アップを実現したことで、povo2.0の魅力度は一段と高まりました。今後もユーザー動向に合わせた柔軟なトッピング拡充が期待されるため、定期的に公式情報をチェックすることをおすすめします。
