FastLabel/FastLabel、AI機械学習用途に「権利クリア」な日常動作動画データセット720本の販売を開始

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AI開発に必要なデータ収集・生成からアノテーション、モデル開発、MLOps構築までの全工程をサポートしているFastLabel株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役CEO:上田英介、以下「FastLabel」)は、AI開発用途に被写体から利用承諾を得ている権利クリアな日常動作動画データセット720本の販売を2023年11月15日より開始したことをお知らせいたします。

  • データセット販売開始の背景

当社は、2020年1月の創業以来、教師データ作成代行やアノテーションツールの提供を主力事業として展開。現在ではデータセントリックなAI開発プロセス全体を包括的に支援するサービス(業務代行及びコンサルティング)およびシステム(各種ツール)を提供しています。これまで、大手企業を中心とした数百社の支援をする中で、AI開発プロセスにおける「データ収集」に関する課題が多く寄せられてきました。

米OpenAI社の「GPT-4」他、大規模言語モデルが公開されたことを受け、コンテンツを生成することが可能な生成AI(Generative AI)技術が急速に発展しています。併せて、英Stability AI社の「Stable Diffusion」を代表として画像に関する生成AIも登場し、活用の可能性が期待されると同時に、AI倫理の観点から被写体からAI開発への利用承諾を得ていることがAIに使用するデータとしての利用条件となるケースが増えています。

上述を背景として、既存のデータセットの権利の透明性を見直す動きが大手企業を中心として進んでいますが、AI開発に必要となる多量のデータを権利クリアに収集することは容易ではありません。そこで、AI倫理を遵守しながら、AI開発の高速化も実現できる短納期でのデータ提供を可能とするため、今回の権利クリアな日常動作動画データセットの販売に至りました。

 

  • 当社が販売するデータセットの特徴

当社が販売するデータセットの特徴は以下の3点です。

・権利クリアであること

当社の販売するデータセットは、データ取得およびAI開発への利用に関する同意書を「すべての被写体」から取得しております。

・データの利用用途に合わせて、データを加工した上で納品が可能であること

これまで当社が支援してきた実績とAI開発への深い知見を活かし、利用用途に合わせたトリミング処理や印象分類、アノテーション等のオプションも提案可能です。

・各業界の実際の開発要件に沿って収集しているデータであること

販売しているデータセットは、AI開発を行っているお客様のご要望に沿って収集したデータであるため、実際のAI開発に活用しやすい撮影要件となっています。

  • 日常動作動画データセットの内容

今回、日本人モデルに対して、データ取得およびAI開発への利用に関する同意を得た上で、人物を囲む形で12個のカメラを設置し撮影を実施しました。

 

【データセットの詳細】

キャスト:

・人数:2名

・性別:男

・年代: 20歳代

・国籍:日本人

・体格:中肉中背

撮影条件:

・撮影場所:室内(体育館)

・照度:500ルクス程度

・行動:座る、立つ、歩く、走る(計30パターン)

・構図:人物を取り囲むように12個のカメラを設置

・総ファイル数:モデル2名×30パターン×12カメラ=720ファイル

・画質:フルHD(1920*1080)

・FPS:60fps

・データサイズ:1ファイルあたり10〜15秒程度。80〜100MB程度。

  • データセットの購入およびサンプル画像の確認方法

ご購入またはお見積り、サンプル画像の確認や新規撮り下ろしを希望のお客様は、以下のメールアドレス宛にお問い合わせください。

今回販売を開始する人流解析動画データセットにご希望の要件のデータがない場合は、ご要件に応じた新規撮り下ろし対応も可能です。

お問い合わせ:info@fastlabel.ai

 

また、以下のURLより、当社が提供しているAIデータプラットフォーム『FastLabel』に簡易登録を行うことで、プラットフォーム上でもサンプル画像の確認が可能です。

URL:https://app.fastlabel.ai/

 

  • 当社のデータセット事業について

当社は、データセットの販売のみならず、以下に対応したデータ収集代行サービスを展開しております。

・画像(人物撮り下ろし、帳票データ収集 他)

・動画(スポーツ動画撮影、走行車両撮影 他)

・音声(スクリプト発話、ノイズ収音 他)

・テキスト(会話コーパス 他)* LLM開発用途含む

 

【データ収集代行サービスの取り組み事例】

・ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社:https://fastlabel.ai/casestudy/snc

・AWL株式会社:https://fastlabel.ai/casestudy/awl

  • 今後の展望

当社は、権利クリアなデータを幅広い業種・業界のAI開発現場へスピーディーに提供するため、さらなるデータセットの拡充を進めてまいります。また、システムと業務の両面からAI開発プロセスを効率化し、AI開発に取り組む企業、研究機関のインフラとなることで、日本社会におけるAI革命を下支えしていきたいと考えております。

FastLabel株式会社について

社名:FastLabel株式会社
代表者:代表取締役CEO 上田 英介
事業内容:AI開発を包括的に支援する「AIPaaS」(※)の提供(AIデータプラットフォーム、アノテーションサービス)
設立:2020年1月23日
本社所在地:〒141-0001 東京都品川区北品川5-5-27 201号
URL:https://fastlabel.ai/

※)AIPaaS…AI Process as a Service、AI開発プロセスを高速化・高度化させるサービス、プロダクトの総称

本プレスリリースに関するお問い合わせ

FastLabel株式会社
広報担当 pr@fastlabel.ai

 

 

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