16. Penaeus monodon Fabricius

中国広東省湛江市の市場にて

●和名:ウシエビ

●商品名:Black Tiger、Jumbo Tiger Shrimp、ウシエビ、カラス

●現地名:
 日本:
ウシエビ、クロバカマ、クロエビ、カラス
 中国:斑節対蝦、草蝦
 香港:Ghost Prawn
 台湾:草蝦
 タイ:Kung Kula Dam、烏、Black Tiger、Jumbo Shrimp、Brown Shrimp
 インドネシア:Bago、Udang Windu
 オーストラリア:Giant (Black) Tiger
 インド:Kara Chemmeen
 フィリピン:Sugpo

●分布:日本、中国、台湾、ベトナム、タイ、マレーシア、シンガポール、フィリピン、インドネシア、オーストラリア(Northern Territory、West A.、New-South Wales、Queensland)、ビルマ、インド、パキスタン、タンザニア、マダガスカル、モザンビーク、南アフリカ東岸


 クルマエビ類中の最大種で、体長33Cmに達する。日本でもみられるが、台湾から東南アジア、インド洋沿岸各国での最重要種。養殖も盛んに行われている。大型個体ではクルマエビの鮮度が落ちたような濃い灰黒色だが、中、小型個体では腹部の各節に黄白色の帯がある。かつて日本でも養殖が試みられたことがあるが、その体色から売れ行きは良くなかった。しかし、加熱後は鮮やかな赤褐色になり、また、安く輸入されることもあって、ブッラクタイガーという商品名で流通するようになった。(食材図典)

 インド西太平洋海域に広く分布する大型重要種であるため地方名が多いが、とくにJumgo TigerやBlack Tigerの通りがよい。体長33Cm、重さ130gに達する。各国で養殖も盛んに行われている。(武田正倫「世界のエビ類」)

 水深 1-110 m の砂泥底にみられ、稚エビの時期は汽水域に生息する。(遊祥平他著「原色台湾対蝦図鑑」)

 最大体長 350 mm、普通 120-200 mm 。(遊祥平他著「原色台湾対蝦図鑑」)
 額角上縁に7-8歯、下縁に2-3歯がある。甲の正中隆起に溝がなく、側溝はクマエビより浅く、甲の前半部で消失する。尾節は側刺を欠く。第5脚は外肢がない。(三宅貞祥著「原色日本大型甲殻類図鑑」)

 東南アジアにおいては商業的に最も重要な種で、また最も多く養殖が行われている。広塩性(3〜45ppt)ではあるが、20〜30pptの範囲内で最も生育が良いようである。他の熱帯種と比較して水温変化にやや敏感で、33℃を越えてはならない。(Claudio Chavez Justo編「世界のエビ類養殖」)

   天然環境で育ったウシエビは、大きくなるにつれて体の黒色が次第に濃くなり、タイガーと呼ばれるように、黄色の虎縞が明瞭になってくるが、養殖のものにはなぜか虎縞が現われず、黒一色になってしまう。養殖ものは天然ものより肉質が柔らかでおいしい。(大森信「蝦と蟹」)


バングラディッシュ1992年発行の切手


養殖もののブラックタイガー(フレンチポリネシア1980年発行の切手)

養殖場風景(フレンチポリネシア1980年発行の切手)


関連サイト

ウシエビ山口県内海水産試験場のホームページのなかの「珍客来遊」。ウシエビの画像が有ります。

Black Tiger Prawns from our Malaysian Prawn Farm(英語)

 ブラックターガーの養殖場。藤永先生の息子さん(Mr.Ted Fujinaga)がマネージしている。ブラックタイガー、池の様子、残餌カゴのチェック、種苗生産槽の写真も見れる。

 


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