| 静岡県ボート協会理事長・静岡県選抜派遣選手団総監督 行 司伸吾 | ||||||||||||||||||||||||||||||
本 国体会場の岡山県百間川ボートコースは、9月6日からの台風の影響で急遽各施設、 使用艇などの撤去作業が行われ、配艇練習の中止連絡が前もって行われた。9日会場入りした各県の選手たちの目に、10日(土)〜13日(火)の競技日を前 に急ピッチで復旧作業に取り組んでいる姿が目に入った。9日の深夜にコース施設設置が完成し、かろうじて大会開始に間に合った。 百間(約180m)の堤防中央部の河川をコースとするが、下流は児島湾との締め切り水門で塩水を止めた静水コースである。対岸は葦、此岸は切石の斜面か らなり、さらに審判艇は葦原の向こうの回漕路を通すことにより、審判艇による造波きわめて少ない。 成年各選手たちは、天竜で大会使 用艇と同種の新規格艇によるリギング 練習。少年は香川県の府中湖で最終調整をして現地入りした。 競技成績の結果は、成年女子シングルスカルと成年男子フォアが敗複、少年女子シングルスカルと敗複上がりの成年ダブルスカルが準決、少年女子舵手つき クォ ドルプルが順位決定2位で最終6位、少年男子舵手つきクォドルプルが決勝2位であった。 成年女子シングルスカルはブロック枠3で出場権を得た結果であり、また、世界選手権出場者など多くの参加の中では、しっかりと自分らしさを出し切れてい た と思われるが、致し方ない感は否めなかった。 成年男子フォアについては、インカレの日程変更により静岡県出身の大学生参加がほとんど不可能であり、また強化練習への参加希望者も極めて少なく、参加 者 がすべて本国体へエントリーする結果となった。仕事との両立、合同練習の機会を得ることの困難な中で、よくここまで持ってきたと感心させられた。 成年男子ダブルスカルについては、数多い参加者また、高いレベルの県内選考会を経て、東海ブロック大会も問題なく代表権を獲得して本国体へ臨んだが、準 決 勝の壁を越えることができなかった。通年計画へ、個人々がより厳しく練習へ臨む姿勢と、特にフィジカル面強化を図ることが必要と思われる。 少年女子シングルスカルは、長い怪我(肋骨疲労障害)を抱えてこの日を迎えた結果の準決勝進出であり、2年生ということもあり、障害の克服後、この経験 を 生かして、ぜひ来期は少年女子の部の中心としてフィジカル・メンタル・テクニカル各分野の推進役を担うよう成長して欲しい。 少年女子舵手つきクォドルプル(4校より選手選抜)の順位決定戦2位(1位と写真判定)は、よくここまで仕上げたと感心する。個々まちまちの技術レベ ルとポイントのずれなどを抱えながら、短い合同練習期間にもかかわらず、よく予選・準決・順位決定と尻上がりに調子をあげた。 少年男子舵手つきクォドルプルは、昨年と同じ1位関西(単独チーム)に続いての2位で、今年こそ1位をとの執念で臨んだものの、同じ結果となり選手 た ちは残念がっていたが、、よくぞここまで仕上げたものと大声で賞賛したい。全国総体優勝ダブルスカルの浜松湖南高2人がよく牽引したが、両クルーを比較す るとフィジカル面での差は明らかで、これからの強化重要課題とすべきであろう。 各コーチは、シーズン初より公務家庭を配慮しながらも他団体の選手の世話に明け暮れ、滅私奉公の毎日であった。やっと本大会を迎えても酷暑の中、長距離 の会場を走り回り選手のコンディショニングにかかりっきりであった。 一方、静岡県選手団のオレンジ色のシャツなど目に付きやすいとはいえ、少年が成年を、成年が少年を、監督コーチなど声をからして応援をして いる様子は、 会場の多くの目を引き、大会後、多くの人たちから、賞賛の声をいただいた。さらに応援に来てくれた、本国体団長の高柳氏・戸塚事務局長なども同様に、皆が ひとつの気持ちでレースに目を声を向けていただいた。アマチュアスポーツとしての本国体の場で、静岡県チームのあり方が改めて認められたことは、喜ばしい 限りである。これも各コーチが、強化練習などの機会の折々に、各選手の内面にいたる成長を求めたきめ細かいご指導を頂いた結果と感謝するしだいです。 世界選手権を終えたばかりで駆けつけてくれた日本ボート協会役員、大会運営にかかわった岡山県のボート関係者(なお、岡山大学ボート部員は 100名近く の部員)、など、多くの方々のおかげで競技を終え、帰路につきました。 (競技成績総得点は60点・総合成績は8位と好成績でした。 また、競技日途中の会議結果の一部をお伝えします 来年度、第61回兵庫国体 ボート競技ブロック別代表クルー数の結果です)
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