ahamoの気になるデメリット5点

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ahamoのデメリット

ahamoのデメリット

ahamoとは?…デメリットもある

ahamoはNTTドコモが2021年3月に導入した携帯電話の料金プランで、低価格帯に参入する目的で提供が決まった経緯があります。
月額税込2,970円という低価格で、テザリング無料や5分間の国内通話料が無料など、お得な魅力が特徴に挙げられます。
ただ、安さを裏返すと少なからずデメリットも存在しており、そこがahamoを検討する上での判断材料になるでしょう。
ahamoは20歳代のデジタルネイティブ世代を対象にしたプランなので、新規契約やプランの変更には、一定の知識があることを前提としています。
その為、スマートフォンに不慣れだったり初めて利用する人にとっては、メリットよりもデメリットの方が多く感じられる可能性があります。

ahamoの気になるデメリット5点

ahamoにはいくつかのデメリットがありますが、ドコモからahamoに乗り換える方でデメリットといえるのは下記5点でしょう。

  1. 申し込みはWEBのみ
  2. ドコモのキャリアメールが使えない
  3. ドコモからの引き継げないプランがある
  4. 留守番電話機能が使えない
  5. SPモード決済に非対応

申し込みはWEBのみ

その1つは申し込みや契約にWEBでの手続きを要することです。
申し込み専用の公式WEBサイトや専用アプリからの手続きが必要なので、外出が難しいシニア世代にはこの点がハードルになり得ます。
ドコモショップを始めとした実店舗では申し込めませんから、従来のドコモのプランとは大きく違うことが分かります。
仮にもし実店舗に出向いても、ahamoに関する説明や申し込み手続きの案内などは受けられないです。
つまり、申し込みには最低でもWEBにアクセスできることと、手続きに関する知識やスキルが求められます。
スマートフォンの契約が初めての人にとっては、かなりハードルが高くなりますから、人によってはこのハードルがahamoで最大のデメリットに感じられるでしょう。
勿論、サポート体制や担当者による対応は用意されていますが、オンライン限定なのでそこがネックです。

ドコモのキャリアメールが使えない

ahamoのデメリットといえば、NTTドコモが提供するプランなのにも関わらず、ドコモのメールアドレスが使えないことがあてはまります。
フリーのメールアドレスを使っている人にとってはデメリットにならないでしょうが、キャリアメールを使用していたり、重要と捉える人には無視できないポイントです。
特に、仕事でキャリアメールを活用していたり、プライベートの大事なやり取りに使っている場合は、事前に乗り換えをしなくてはいけない手間が生じます。
メールのバックアップや設定の変更、メールアドレス変更の周知などが必要になるのもデメリットです。
とはいえ、定期的なバックアップはahamoに関係なく重要ですし、フリーのメールアドレスを使えるようにしておいた方が何かと便利なのは確かです。
何が何でもドコモのキャリアメールを使いたいという人でなければ、デメリットといっても影響は限定的でしょう。

ドコモからの引き継げないプランがある

ahamoはNTTドコモのプランですが、プランの変更において引き継ぎできないサービスがあります。
しかも1つや2つではないですから、乗り換えを検討している人は注意したりよく理解してから手続きすることが必要です。
引き継げないサービスには、ドコモメールや電話帳データ保管BOX、写真預かりのdフォトやクラウド容量オプションなどが並びます。
スケジュールを始めとしたクラウドサービスも引き継げませんし、ドコモアプリデータバックアップ、いちおしパックやメロディコールなども引き継げないのが不便です。
ただし、これはahamoに限ったことではなく、他社のキャリアに変更する場合も同様に引き継げないサービスです。
NTTドコモのプランからahamoに変更する場合は、事前にデータを保存するなどして手続きに入るのが賢明です。

留守番電話機能が使えない

引き継げないサービスの1つに留守番電話サービスがありますが、この留守番電話機能が使えなくなることもデメリットの1つです。
ahamoには標準で留守番電話サービスが用意されていませんから、引き続き機能を使いたい人は代替手段の確保が不可欠となります。
幸いなことに、スマートフォンにはボイスメモなどのアプリが多数存在するので、機能的に代替することは十分に可能です。
携帯電話キャリアが提供するサービスが利用できないのは不便ですが、代わりになるアプリはあるので安心です。
アプリを導入するのが難しかったり、乗り換えて使えこなせるか分からない人にとっては、安心よりも不安が上回るデメリットになるでしょう。
このように、ahamoはお得と引き換えに利便性が損なわれていますから、そこを許容できるかどうかが乗り換えの判断の分かれ道になりそうです。
ターゲット層で条件にマッチする人なら快適に使えるはずですし、お得が享受できるので乗り換えの候補になると思われます。

SPモード決済に非対応

ドコモのキャリア決済を利用している人にとって、ahamoはspモードコンテンツ決済サービス非対応な点が大きなデメリットになります。
spモードコンテンツ決済サービスは名前のように、コンテンツ決済をドコモのスマートフォンで行えるサービスで、使った代金を毎月のケータイ料金と一緒に支払えるのが特徴です。
手元に現金がなくてもコンテンツを購入できたり、気軽にサービスの利用が行えることから、地味に人気で利用者が多い決済サービスとなっています。
ところが、同じNTTドコモにも関わらずahamoはspモードコンテンツ決済サービスに非対応なので、他の決済方法を検討する必要が出てきます。
コンテンツの購入を主にspモードコンテンツ決済サービスで行っている人だと、非対応で利用できなくなることが致命的なデメリットに変わります。
d払いやドコモ払い、一部のコンテンツ決済サービスには対応しているものの、ahamo以外のドコモのプランと比べると使える決済が限られてしまい不便になります。
d払いが使える場合でも、年齢制限のある商品やコンテンツを扱う加盟店では利用できませんから、一見問題がなさそうに思える部分にもデメリットが存在します。

まとめ

ahamoは月額2,970円で利用できたり、テザリング無料で5分以内の国内通話が何回でも無料といったメリットが魅力です。
しかし、安いプランにはそれなりの理由があって、デメリットに目を向ければ決して少なくないことが分かります。
ネックになるのは、従来のドコモのプランから乗り換える場合に、引き継ぎできないサービスがいくつもあることです。
それも、使えなくなるものに留守番電話サービスやspモードコンテンツ決済サービスを含みますから、現在使用中の人にとっては乗り換えのハードルとなるでしょう。
キャリアメールも使えなくなりますから、NTTドコモのアドレスでメールを受信している場合は、フリーのメールアドレスを取得して乗り換える手間が生じます。

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